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J1デビュー経てU-19代表候補合宿へ…神戸FW小田裕太郎が見据える“世界”「日々の練習から学んでいる」

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ヴィッセル神戸FW小田裕太郎(写真奥)

 J1デビュー戦で感じた確かな手応えと課題を胸に、U-19日本代表候補合宿の地、JFA夢フィールドにやってきた。ヴィッセル神戸FW小田裕太郎は合流初日の13日、「久々の代表で新しい選手も多い中、影山さん(影山雅永監督)も『競争』というワードを出していたので、自分の良さを出していきたい」と意気込みを語った。

 7月11日のJ1第4節・大分戦、今季神戸U-18から昇格した小田はJ1リーグ戦の舞台で初めてベンチ入りし、1-1で迎えた後半30分から4枚替えの一員としてピッチに立った。チームは一方的に相手陣内で試合を展開する中、ギラギラ感を隠さない18歳は立て続けに3本のシュートを記録。いずれも得点には至らず精度に課題も見えたが、鮮烈なインパクトを残した。

 あれから2日後、小田はチームを離れて関東へ。「J1デビューして、シュートまでできたのはよかったけど、決め切りたかった。でも、感覚が悪くない中で代表に合流できてよかった」。今年10月のAFC U-19選手権と、来年5月開幕のU-20ワールドカップ出場を目指すU-19日本代表候補合宿に、合宿3日目から合流した。

 攻撃陣の候補選手にはFW染野唯月(鹿島)、FW斉藤光毅(横浜FC)、MF鈴木唯人(清水)らすでにJ1レギュラーに定着している選手たちが並び、サバイバルは白熱している。それでも「J1リーグでスタメンから出ている選手はすごいと思う。ただ自分も神戸というチームでJ1でスタメンで出られるように意識している」と気後れするつもりはない。

 この日のトレーニングではクロスからのシュート練習を重点的に行い、小田は中で合わせる側でも、クロスを上げる側でも持ち前の切れ味を見せていた。また神戸のトルステン・フィンク監督からは「自主練で右からのシュート、左からのシュートに取り組むように言われている」といい、所属チームで取り組んできた決定力の向上という面でもアピールしたいところだ。

 何より、日頃からMFアンドレス・イニエスタ、DFトーマス・フェルマーレンといった欧州出身のスター選手をはじめ、DF酒井高徳、MF山口蛍、FW古橋亨梧ら日本を代表する選手たちの中でもまれていることによる「世界との距離感の近さ」は、U-19日本代表候補の中でも小田にしかない武器と言える。

「日々の練習からパス一つの精度、トラップの置き所はアンドレス・イニエスタ選手から学んでいる。また同じポジションの古橋亨梧くんからもシュート、動き出し、トラップの置き所を学んでいる。大分戦の後もアドバイスをくれた。彼も代表選手で日本トップのプレーヤーなので、アドバイスや見て学んでいる。代表でも自分の持ち味であるドリブルを活かしつつ、動き出しやシュートの部分を出せればいい」。

 その先には世界に羽ばたく自身の姿が見えている。「今年のアジア予選でしっかり勝って、ワールドカップに出たい。世界が注目する大会なので海外のいろんなクラブが見にくるし、去年とかもそこからステップアップした選手もいる。ここをそういった場にできるようにまず最終予選しっかり勝って、ワールドカップで活躍するのが目標です」。まずはこの合宿でさらなるアピールを果たし、直近の関門であるAFC U-19選手権のメンバー入りを確かなものとする。

(取材・文 竹内達也)

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