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「FC東京戦とは違う顔」12得点3失点で柏が3年ぶり3連勝

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MF仲間隼斗とFWオルンガの“アベック弾”は3戦連続

[7.26 J1第7節 柏5-1仙台 三協F柏]

 3連敗からの3連勝。柏レイソルが調子を上げてきている。3連敗中は2得点7失点、それから一転して3連勝中は12得点3失点と攻守で安定した戦いを見せている。とりわけ得点力(18得点)は、川崎Fの20得点に次ぐリーグ2位の破壊力だ。

 リーグ再開初戦となった第2節のチーム走行距離を見ると、1位の横浜F・マリノス(122.517km)を筆頭に、12クラブが110kmを超える中、柏は18チームで唯一100kmを下回っていた(99.842km)。しかし、第3節の108.314km、第4節の110.73kmと走行距離を延ばしていき、第7節の仙台戦では114.077kmだった。運動量と呼応するようにチームは2017シーズン依頼となるJ1での3連勝を記録している。

「再開後は3連敗して、やはり自分たちはハードワークしないといけないと気がつけたことが一番大きかった」と、この日ハットトリックを達成したFWオルンガは指摘する。「選手全員の調子が上がってきている」と好調の要因を挙げるストライカーは、「いまプレーしている柏は、再開初戦のFC東京戦とは違う顔になってきていると思います」とチームの変化を語った。

 オルンガの後ろに控える2列目は、攻守で重要な存在だ。連勝中の3試合で先発している3人に目を向けると、左サイドのMF仲間隼斗は3戦連発の3ゴール、トップ下のMF江坂任は2アシスト、右サイドの神谷優太は1ゴール2アシストと結果を残している。仙台戦で神谷に代わって入った昨季の主力であるFW瀬川祐輔は、1ゴール1アシストと層の厚さを見せつけた。

 攻撃面で数字を残しているとはいえ、まずは守備のタスクが求められる。献身的な守備でサポーターから大きな拍手を受けていた仲間を、指揮官は「重要な役割を担う選手」と評する。「レイソルのために走りたいと思っています」。柏レイソル下部組織出身のMFは、惜しみなく走り続ける。

(取材・文 奥山典幸)
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