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物議のリーガ2部最終節は中止に…柴崎デポルは全日程消化せず3部降格、香川サラゴサのPO対戦相手が決定

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 ラ・リーガは26日、新型コロナウイルスの感染拡大により延期になっていたスペイン2部リーグ最終節のデポルティボフエンラブラダ戦を中止すると発表した。スペイン2部は昇格プレーオフを控えており、出場チームを早期に決定するためとみられる。この決定に対し、フエンラブラダは抗議の声明を発表している。

 20日に行われる予定だったスペイン2部最終節では、キックオフ直前にフエンラブラダの選手7人とスタッフ5人の陽性が判明したため、デポルティボ戦のみ急遽延期となっていた。スペイン紙『マルカ』によると、フエンラブラダの感染者はその後28人にまで増加した。

 MF柴崎岳所属のデポルティボは最終節の他クラブの結果ですでに2部B(3部相当)降格が決まっていたが、最終節を消化しないままシーズン終了となった。もっとも、最終節が一斉開催できなかったことは不公平だとして、デポルティボや同じく降格が決まったヌマンシア、プレーオフ圏内入りを逃したラージョなどが抗議活動を行っており、今後なんらかの動きが出てくる可能性は残る。

 また最終節の結果次第ではプレーオフ圏内進出の可能性があったフエンラブラダは、8位でフィニッシュ。6位のエルチェが昇格プレーオフに進むことになった。これに伴い、2部リーグ3位だったMF香川真司所属のサラゴサはプレーオフ1回戦でエルチェと対戦することが決まった。

 一方、フエンラブラダは公式サイトで抗議文を発表した。「世界的なパンデミックの影響を受けた上に、デポルティボと対戦する権利まで奪われた。二重の損失を受けている」とした上で、早急に最終節の日程を決定するよう要求。プレーオフ進出の可能性があったことも指摘し、法的措置も示唆している。

 なお、ラ・リーガの声明では「フエンラブラダの寛大さを高く評価し、感謝している。この困難な時期を支えることを表明する。感染者の完全な回復を望み、激励を送りたい」とあり、フエンラブラダの承認を得た上での決定だったことがほのめかされているが、クラブの声明と食い違う形となっている。

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