beacon

セリエA最下位SPALで怪事件…切断された豚の頭部がクラブ施設前に置かれる

このエントリーをはてなブックマークに追加

 セリエA最下位のSPALが拠点を置く施設の入り口付近で、切断された豚の頭部が置かれていたことが明らかになった。フェラーラの地元紙『ラ・ヌオヴァ・フェラーラ』が30日、報じている。

 2016-17シーズンにセリエBで優勝を飾り、約50年ぶりにセリエAに復帰したSPAL。以降、3シーズンにわたってイタリア最高峰のリーグでの戦いを続けてきた。しかし今シーズンは、フィオレンティーナとの最終節を残して5勝27敗5分の成績。わずか20ポイントしか獲得できずに最下位に沈み、来シーズンのセリエB降格が確定している。

 そんななか、SPALの周辺で怪事件が発生した。地元紙の報道によれば、30日の朝にクラブのスポーツ施設の前に切断された豚の頭部が置かれているのを、クラブ関係者が発見。近くには「フェラーラから豚を追い出せ」と脅迫する横断幕もあったという。

 すでに警察は捜査を開始しているが、現時点においてクルヴァ・オヴェストなどスパルのサポーターグループによる犯行ではないとの見方が強まっている。とはいえ、これらのグループは通常、声明などを発表する際に署名を残す。したがって当局は、すでに解散済みのサポーター組織の元メンバーが、チームの成績に不満を抱いて犯行に至ったと見ているようだ。またSNSなどの分析の結果、クラブではなく所属選手へ向けたものではないかと指摘されている。警察は今後、さらに現場近くの監視カメラなどを通じて捜索を続けていく。なおSPALはこれまでのところ公式声明を出しておらず、警察の捜査の行方を静かに見守っている。
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP