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「みんなギラギラしていた」。“同志”から刺激受けた前橋商の司令塔MF石倉潤征主将がさらなる成長誓う

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伝統校・前橋商高のチームリーダー、MF石倉潤征

「みんな“ギラギラ”していた。その中で良いプレーもできたし、悪いプレーは改善したい」。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で進路に悩む高校生救済プロジェクト、「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」群馬県会場に参加したMF石倉潤征は、伝統校・前橋商高のチームリーダーだ。

 闘志をむき出しにして戦うタイプの選手ではないかもしれない。だが、ボランチの位置で徐々に激しさを増し、個やグループでボールをもぎ取って展開やシュートへ。PAで身体を投げ出してシュートしようとするシーンもあった。

 ボールを動かす技術、ボールを奪い取る技術にも優れた好選手。その石倉が合同トライアルに参加した理由は、自分と同じく上を目指す“同志”たちと一緒にプレーしたかったからだ。

「きょうは25分×4本でしたけれど、短くても刺激になると思って参加しました」。“ギラギラしていた”という“同志”とのプレーを経て、石倉は大学進学までによりレベルアップしなければならないことを確認したようだ。

「大学とかだともっとレベルも上がってくる」。この日は各選手が速く攻めてアピールしたいところを落ち着いてゲームコントロールしていた。状況に応じて緩急をつけた攻撃。だが、細かなミスがあっただけに「そういうところを減らすと言うか、ゼロくらいにしたいです」と引き締めた。

 高校サッカー生活は残り半年を切っている。その中で、“ギラギラした”3年生たちから刺激を受けた石倉は、前橋商での一つ一つの練習に厳しさを持って臨む構え。そして、結果と個の成長の両方を成し遂げて、次のステージへチャレンジする。

(取材・文 吉田太郎)
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