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泥沼延期の最終節は柴崎不在のデポルが逆転勝利…対戦相手はベンチ2人&プロ半数以下の編成でPO進出逃す

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敗れたフエンラブラダ

[8.7 スペイン2部第38節延期分 デポルティボ2-1フエンラブラダ]

 スペイン2部リーグは7日、延期されていた最終節のデポルティボフエンラブラダ戦を開催し、すでに3部降格の決まっているデポルティボが2-1で勝利した。MF柴崎岳はメンバー外。多くの新型コロナウイルス感染者を出したフエンラブラダはプレーオフ進出の可能性を残していたものの、十分な遠征メンバーを確保できずに無念の逆転負けとなった。

 フエンラブラダは勝てば昇格プレーオフ進出が決定する中、感染拡大の影響か登録メンバーは先発含めてわずか13人。そのうちプロ選手は7人のみで、Bチームのメンバーが半数を占め、控え2選手にGKが含まれていないという異例のメンバー編成で臨んだ。それでも前半11分、敵陣右サイドの深い位置で獲得したFKからトリックプレーの流れでDFパセ・シスが決めて先制に成功した。

 ところが来季の2部降格が決定しているデポルティボが終盤に意地を見せた。交代選手を十分に投入できない相手が運動量を落とす中、後半39分にBチーム所属の相手GKのパンチングミスを突き、FWクラウディオ・ボーブが同点ゴールをマーク。さらにアディショナルタイム、相手のハンドからPKを獲得し、ボーブが勝ち越しのキックを蹴り込んだ。

 敗れたフエンラブラダは8位でフィニッシュし、プレーオフ圏内入りはならず。昇格プレーオフには3位に入ったMF香川真司所属のサラゴサ、4位のアルメリア、5位のジローナ、6位のエルチェが参戦する。

 デポルティボ対フエンラブラダ戦は当初、7月20日に開催される予定だったが、キックオフ直前にフエンラブラダの選手ら12人の感染が判明し、リーグ側が延期を決定。その後、最終節が一斉開催されないのは不公平だとして複数クラブから抗議が殺到。リーグ側はいったんフエンラブラダの不戦敗を決断したが、一転して開催に至っていた。

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