マンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイアが21カ月の執行猶予付き判決を受けた。

　ヨーロッパリーグ終了後からオフシーズンに入ったマンチェスター・Uの面々の中で、マグワイアは休暇の一環としてギリシャに渡航する。そんな中21日、ミコノス島の地元警察は同選手を含む3名を警察官への暴行などの容疑で逮捕した。

　さらに、警察によればマグワイアは取り調べの最中に「オレが誰だか知っているのか?　マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンだ。それにとても金持ちだ。君たちに金を渡すことだってできる。見逃してくれ」と話していたことが発覚し、警察官への贈賄の容疑でも起訴された。

　イングランド代表DFは22日に出廷し、無罪を主張した後に釈放が認められ、すでにイングランドに帰国。そして、25日のマグワイアの代わりに弁護士が出廷した公判の中で、同選手には有罪判決が下された。

　これを受け、マグワイアは声明の中で「今日のヒアリングの結果、僕は直ちに控訴するようリーガルチームに指示した。この件に対して、僕たちが無罪であることに強い自信を持っている」と身の潔白を主張する。

　また、所属選手が執行猶予付き判決を受けたマンチェスター・Uは「本日のギリシャ裁判所での判決を認識している。ハリーは自身へのすべての起訴内容に対して無罪を主張しており、彼は無罪であることを強く表明し続けることになる」とマグワイアを擁護し、以下に続けた。

「検察側が後から提出した証拠は公判の前日であり、彼のリーガルチームに準備の時間がわずかしかなかったことを強調したい。延会の要求も受け入れられなかった。起訴内容を否定する証拠とともに、ハリーのリーガルチームは直ちに控訴することになる」

---

●プレミアリーグ2020-21特集