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キエッリーニ、元同僚ピルロのユーベ指揮官就任で「過去の関係はリセット」

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 ユベントスに所属するイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが31日、記者会見に出席して代表復帰の喜びや所属チームなどについて語った。

 昨シーズンは開幕直後に重傷を負い、長期離脱を余儀なくされた36歳のキエッリーニ。イタリア代表への招集は1年3カ月ぶりとなった。「アッズーリに再び呼ばれて嬉しい。常に支えてくれた監督には感謝している」と述べた。また来年へ延期されたEURO2020を見据えて意気込みを語った。

「先のことを考えるのは難しく、目標は設定しない。しかしもしEUROにたどり着くことができれば、自分のパフォーマンスを取り戻せたということになる。EUROにおいて主役として有終の美を飾れるようなシーズンになれば嬉しい。その後のことは考えたくない」

 続いてキエッリーニは、ユベントスの指揮官に就任したばかりの5歳年上の元同僚アンドレア・ピルロについて言及。かつてのような関係ではなく、監督としてリスペクトしていることを明かした。

「彼は特別な人物だと思う。彼は周囲の人間のことをよく知っているはずだが、僕らは過去の関係をリセットしなければならない。数週間前までは僕らにとって“アンドレア”だったが、今は僕らの指揮官なんだ。立場や序列とは守らないとね」

 最後にユーベDFは、19日に開幕予定のセリエAについて自身の考えを示した。

「ここ数カ月の間に起きたことを考えれば、通常のシーズンであるはずがない。現状をみれば、僕らはまだ恵まれているともいえる。世界にはもっと深刻な状況の場所もあるからね。長引く緊急事態においても上手く対応し、最善を尽くす必要がある。今年はシーズンが中断されなければ、喜ぶべきだろう。今や普通のことなんて何もない。全員が犠牲を払い、できる限りのことをしていきたい」

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