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長谷部が契約問題に揺れる鎌田へ「天狗になった時はちゃんと言わなければ」

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MF長谷部誠がMF鎌田大地について言及

 フランクフルトMF長谷部誠が自身のプレーの特徴やMF鎌田大地の契約について語った。

 今年5月にフランクフルトと1年間の契約延長を締結し、ブンデスリーガ最年長選手として新シーズンを迎える36歳の長谷部。12日のDFBポカール1回戦、19日のリーグ開幕戦に向けて準備を続ける中、8日のトレーニング後に会見に登場した。

 3バックのセンターとしてポジションを争うことが予想されるマルティン・ヒンターエッガーについて、長谷部は「マルティンは(3バックの)3つのポジションのいずれでもプレーできます。彼は中央でもとても良いプレーを見せますし、空中戦ではもちろん僕より強いです。デュエルやビルドアップも上手いです」と語った一方で、自身の特徴について続けた。

「僕の強みは経験ですかね。経験というのは、眼でプレーすることやビジョンのことです。僕はヘディングがあまり強くないので、相手より0.5秒先に動き出さなければいけませんね。(ヒンターエッガーとの違いは)そういうところでしょうか」

「喜ばしいのは、僕たちは非常にフレキシブルに対応できることです。3バックや4バックが上手く機能しないようだったら、即座に変えることができます。今回のプレシーズンはほとんど3バックの練習ですので、それの(採用の)方が想像できます。でも、監督はいつも驚かせますので(笑)」

 さらに、日本代表MF鎌田の契約についても回答。来夏にフランクフルトと契約満了を迎えるものの、依然として契約延長に合意していない現状について、同選手に契約を迫ることはないかと問われた長谷部は「そんなにたくさん話しているわけではありません」と前置きしたうえで、自身の考えを示した。

「ただ、ここに残れば、それが最善の決断だと思います。昨季について言えば、パフォーマンスは安定感に欠けていました。周りからは『大地、よくやった』と騒がれたりしますが、僕は同じ日本人として意見をぶつけなければいけませんからね。天狗になったら、ちゃんと言わなければいけないので。僕が彼に話しているのは『まず1年間継続的に良いパフォーマンスを見せるべき。将来に関して考えるのはそれからだ』と」

「このクラブ、チーム、街は彼にとって最高だと思います。家族もフランクフルトに馴染んでいるようなので、もうすぐ契約延長にサインすることは十分に考えられると思います」

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