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[関東Rookie League]少数精鋭の桐光学園は惜敗。ループ弾のMF野頼は得点王と全国出場を目標に掲げる

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先制ゴールを決めた桐光学園高MF野頼駿介。リーグ得点王と全国出場を目標に掲げた

[9.6 関東Rookie LeagueAリーグ第2節 市立船橋高 3-2 桐光学園高 時之栖うさぎ島G] 

 桐光学園高は前半21分、「相手がそこまで繋ぐの上手くなかったので、『狙っておこう』と思っていて、GKが出ていたので狙いました」というMF野頼駿介(横浜FM Jrユース出身)が相手のミスパスを逃さず、1タッチのループシュート。これを鮮やかにゴールへ沈めて先制する。

 狙いとした前からの守備もハマって先制したが、後半は野頼や久保昌成コーチが指摘したように、ゴール前での守りで軽さが出てしまう。集中力も維持することができずに3失点。試合終了間際に注目FW菅江陸斗のゴールで1点を返したものの、2試合連続で1点差負けとなってしまった。

 今年の桐光学園の1年生は16名。例年同様、コーチ陣から一人ひとりの顔が見えやすい環境の中、精鋭たちが競い合っている。野頼や菅江、CB豊田怜央をはじめ、各選手がAチームを目指してアピールする日々。同時に、全国ルーキーリーグ交流大会で優勝した昨年同様、1年生チームでの“日本一”を目指している。

 まずは個々がRookie Leagueの開幕2試合で出た課題を改善すること。その上で自分たちの強みをより発揮していく。先輩FW西川潤(現C大阪)やMFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)を憧れの存在に挙げる野頼は、「一番得意なのはバイタルエリアで受けて、ターンして、スルーパスとか自分で持って行ったりすることです。得点王を狙いながら、チームの勝利に貢献できるようにしたい。ここから全部勝てば全国狙えるかもしれないので、勝っていきたいです」。結果にこだわって、巻き返す。

(取材・文 吉田太郎)
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