鹿島がブラジルのパウリスタFCに所属するDF笠井健太(21)の獲得に乗り出していることが明らかになった。10日付スポーツ報知によると、早ければ今月末にも入団テストを兼ね、練習参加させる方針だという。

　笠井は静岡・袋井高2年時にブラジルに渡り、サントスFCの下部組織に入団。04年には現在のパウリスタFCとプロ契約を結んだ。日本では無名ながらも、留学後にFWから右サイドバックにポジションを変え、急成長。キック力の強さなどを武器に活躍した。今回、パウリスタと笠井との契約は12月26日で満了となるが、すでに笠井サイドは退団の意思を固め、鹿島からのオファーを待っているという。

　鹿島は11月から本格的に調査を開始。契約、メディカル面で問題がなければ“逆輸入”選手として獲得する、と同紙は伝えている。

(文　吉田太郎)