beacon

クロップ監督が大型補強に皮肉?「レッズはチェルシーのように振舞えない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督がイギリス『BBCラジオ5ライブ』で、他クラブについて皮肉交じりに話した。『BBC』ウェブサイトが伝えている。

「レッズ(リバプール)は移籍市場でチェルシーのように振舞うことはできない」。そうクロップが話すように、チェルシーは今夏MFカイ・ハフェルツ、DFチアゴ・シウバ、MFハキム・ツィエクらといった選手の獲得に総額約2億ポンド(約274億5000万円)を費やした。対してリバプールの補強は、オリンピアコスから1175万ポンド(約16億1300万円)でギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスを獲得したのみだった。

 こうした背景もあり、昨季プレミアリーグを制した指揮官は皮肉まじりに思いを語った。「いくつかのクラブは、国が所有しているか、有力者が所有ししているかであり、将来がどれほど不確実かはそれほど重要ではない。それが真実です」。新型コロナウイルスによって生み出された不確実な世界の中でも、選手の補強に大金を費やすクラブに疑問を持っている模様だ。

「私たちは別の種類のクラブです。2年前にチャンピオンズリーグの決勝に進出し、翌年に優勝した。プレミアリーグも制覇した」と話すと、チームを改善するための方法を次のように整理した。「私たちは常にチームを改善したいと思っているが、さまざまな方法がある。1つは新しいプレーヤーとサインする方法、もう1つは得意なことを改善し、得意でないことを無くす方法だ」。クロップは今夏、後者を選んだようだ。

●プレミアリーグ2020-21特集

TOP