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男子チーム加入の永里優季が伊でも反響「メッシやC・ロナウドではないが歴史的革新」

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はやぶさイレブンに期限付き移籍で加入したFW永里優季

 男子チームに移籍した元なでしこジャパンのFW永里優季について、イタリア紙『レプブリカ』が10日、特集を組み、驚きを示した。

 33歳の永里は10日、米女子サッカーリーグ(NWSL)のシカゴ・レッドスターズから男子チームである神奈川県2部リーグのはやぶさイレブンに移籍。元なでしこジャパンのスター選手による異例の挑戦は、イタリアでも注目を集める。

 イタリア紙は、「日本で歴史的な移籍…女子サッカー選手が男子チームでプレー」との見出しで報道。「歴史に刻まれる移籍になる。(リオネル)メッシや(クリスティアーノ)ロナウドではなく、日本女子サッカーのスター、ユウキ・ナガサトだ」と続け、「2011年の世界王者であり、2012年ロンドン五輪で銀メダルを獲得」した永里の最新の動向を伝えた。また「日本では前例がなく、まさに本物の革新だ」とコメントした。

 さらに永里が過去に、トゥルビネ・ポツダムやボルフスブルク、フランクフルトやチェルシーなどヨーロッパのチームでプレーしていたことに言及。そこでヨーロッパにおいても、19歳の女子選手エレン・フォケマがオランダ4部リーグに所属するフォールートでプレーしていることも紹介した。

 一方、イタリアにおいては、2003年に女子選手の誕生が幻に終わったことを回想。かつて中田英寿氏を獲得したことで有名なペルージャの元会長ルチアーノ・ガウチが、「当時、世界最高峰の女子選手とされていたドイツのビルギット・プリンツをセリエAでプレーさせようとあらゆる手を尽くした」と振り返った。「実現しなかったが、大きな反響を呼んだオファーだった」とコメントしている。
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