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「娘に2ゴール取るからと」渡邉千真、“有言実行”のJ1通算100ゴール

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[10.7 J1第10節 鳥栖1-2G大阪 駅スタ]

 有言実行のゴールだという。ガンバ大阪のFW渡邉千真は、「今日、試合前に娘に2ゴール取るからと言っていた。鳥栖相手に相性がいいので、出来れば今日決めたいと思っていた」とはにかんだ。

 前節の得点でJ1通算100ゴールまであと2点と迫って迎えた一戦。鳥栖は過去11ゴールを決めている相手だった。すると前半21分、DF藤春廣輝の左クロスを絶妙なトラップで収めると、左足を素早く振り抜いて先制弾。さらに同34分にはFWアデミウソンのパスをエリア内で渡邉が受けると、倒れ込みながら追加点を決めた。

 5試合ぶりの先発出場。途中出場が多い中でも今季6得点はチーム得点王だ。「途中から出ても必ずチャンスはあると思っている。出たところでゴールを取るという気持ちで常にやっている」。怪我もなく出来ていること、コンディションの良さが自信の裏付けとしてあるとも明かす。

 早稲田大では関東大学リーグ1部のシーズン最多得点記録を樹立するなど、怪物ストライカーとして鳴り物入りでプロ入り。横浜F・マリノスでは初年度からレギュラーの座を掴み、13得点を決めて新人最多得点記録を更新。その後プロ12年間で渡り歩いたFC東京、神戸、そしてG大阪の4クラブでコンスタントに得点を積み上げ、通算337試合目で大台に到達した。

 100ゴールの感想を問われた渡邉は「素直に嬉しい」とホッとした表情をみせた。ただ「ここまでかかったという印象。もう少し早くゴールが取れたかな」とも話す。「自分ひとりではゴールは取れない。みんなに感謝したい」。高校、大学を含め常に世代のトップを走ってきた34歳FWが、衰えることのない輝きを見せ続けている。

▽J1通算得点(7日現在)
1 大久保嘉人 185
2 佐藤寿人 161
3 中山雅史 157
4 前田遼一 154
5 マルキーニョス 152
6 興梠慎三 151
7 三浦知良 139
8 ウェズレイ 124
9 小林悠 117
10 ジュニーニョ 116
11 エジミウソン 111
12 柳沢敦 108
13 遠藤保仁 103
14 藤田俊哉 100
14 渡邉千真 100

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