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選手17名大量感染のジェノアの幹部が語る「まるでフットサルの練習のよう」

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多くの感染者が発生したジェノア

 ジェノアのダニエレ・ファッジャーノSD(スポーツディレクター)がイタリアのラジオ局『ラディオ・プント・ヌオーボ』のインタビューに応じ、新型コロナウイルスによる影響を嘆いた。

 ジェノアでは、9月27日に行われたセリエA第2節ナポリ戦終了後に、所属選手やスタッフのコロナウイルス感染が相次いで発覚。7日時点において、感染した選手17名全員の回復が確認できておらず、チーム内で起用可能な選手はプリマベーラ(U-19)の選手を含む13名のみとなっている。ジェノアSDはチームの現状について語り、代表ウィーク明けの19日にこのメンバーのままでベローナ戦に臨まなければならない可能性を示唆した。

「まるでフットサルの練習のようだよ。17名も起用できない選手がいる。知らない人も多いようだが、起用可能な13名の中にはプリマベーラのメンバーも含まれている。こんな状況であることから、再開後のベローナ戦はプリマベーラのチームで臨むようなものだ」

 続いてジェノアSDは、第3節ユベントス対ナポリに言及。チーム内でコロナ感染者が発生したナポリは、保健所の指示を受けてトリノへ出発せず、試合は急遽中止となった。しかし、ジェノアもナポリ戦前に同様の状況であったにもかかわらず、試合が開催されたことに不満を漏らした。

「ジェノアはナポリまで試合をしに行った。FIFAやUEFAの規則では他の選手の練習について言及されていないが、我々は保健所に練習を止められていたんだ。ナポリに腹を立てているわけではないが、カルチョは全チームに平等であるべきだ。すべてのルールを守った私はバカだったのか? 他の者は、試合に行かないことを決断するのに30分も時間をかけているのに。ナポリ戦前には、日曜の11時までに結果が出せるか保証できないと言われて、我々は深夜1時に検査も受けている」

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