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20戦21発の柏FWオルンガ、活躍の要因は「ハードワーク」にあり

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相手の脅威となっている柏FWオルンガ

[10.10 J1第21節 柏4-3神戸 三協F柏]

 2018シーズン夏、貴州智誠(中国)から完全移籍で柏レイソルに加入したFWオルンガ。1年目のJ1は10試合3得点にとどまったが、J2でのプレーとなった昨シーズンは、30試合27得点と得点を積み重ね、とりわけ最終節でのJリーグ新記録の1試合8得点は大きなニュースとなった。

 そして、2度目のJ1を戦う今シーズンは、これまで以上にハイパフォーマンスを披露。夏にはヨーロッパへの移籍話もメディアを賑わせたが、いまも黄色いユニフォームに身を包み、神戸戦の前までで19試合19ゴールと驚異的なペースでゴールを陥れている。

 神戸戦でも2ゴールの活躍を見せた。先制点の場面では、ゴール前でのDF大崎玲央との競り合いを制し、MFクリスティアーノのクロスを頭で合わせる。「相手より先に体を入れて、ヘディングを決めることができた」。さらに2点目の場面では、「どこにボールがこぼれるかわからなくても信じながらボールを追いかけた」と言うように、MF神谷優太のシュートがGKにセーブされてこぼれところをゴール前につめて押し込んだ。

 これで20試合21ゴール。今シーズンの活躍は「ハードワーク」できていることだとオルンガは強調する。「パフォーマンスがよくなったのは、(日本への順応と)どちらかと言えば、ピッチ上でのハードワークが表れている」。指揮官が標榜するプレーを体現できていることが自身のプレーにもつながっているという。

「ときには無得点で終わってしまう。チームのために何かを犠牲にして、チームとして点を取って勝利することができれば。ハードワークすることに限る」。得点王争いを独走するストライカーは、フォア・ザ・チームの精神でゴールを量産し続ける。

(取材・文 奥山典幸)
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