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リバプールはダービー痛み分け…ハメス率いるエバートンと激戦、2度リードも追いつかれる

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“マージーサイド・ダービー”は痛み分け

[10.17 プレミアリーグ第5節 エバートン2-2リバプール]

 プレミアリーグは17日に第5節を行った。MF南野拓実が所属するリバプールは敵地でエバートンとの“マージ―サイド・ダービー”を行い、2ー2でドロー。南野は5試合連続のベンチスタートで、リーグ戦では開幕節以来で出場がなかった。

 10月4日の第4節アストン・ビラ戦は2-7で大敗を喫したリバプール。4-3-3の布陣で、前線3枚はFWサディオ・マネとFWロベルト・フィルミーノ、FWモハメド・サラーが並ぶ。中盤3枚は、MFジョーダン・ヘンダーソンとMFチアゴ・アルカンタラ、MFファビーニョ。最終ライン4枚は、DFトレント・アレクサンダー・アーノルドとDFジョエル・マティプ、DFフィルヒル・ファン・ダイク、DFアンドリュー・ロバートソン。GKはアドリアンが務めた。

 エバートンも4-3-3の布陣を敷き、前線3枚にはMFハメス・ロドリゲス、FWドミニク・キャルバート・ルーウィン、FWリシャルリソンが並ぶ。3センターにはMFアンドレ・ゴメスのほか、新加入のMFアランやMFアブドゥラエ・ドゥクレが配置された。

 ダービーマッチはリバプールのゴールで一気にヒートアップ。前半3分、サラーが右サイドから逆サイドにボールを飛ばし、A・ロバートソンがPA左に進入する。折り返したところをマネがダイレクトで合わせ、早々にゴールネットを揺らした。

 しかし、リバプールに大きなアクシデント。前半5分、ファン・ダイクがGKジョーダン・ピックフォードと交錯して怪我を負う。ピッチから出ると、DFジョー・ゴメスとそのまま交代となった。

 その後は少しずつエバートンの攻勢に。前半17分にはキャルバート・ルーウィンが後方からのロングボールを収め、左足シュートを放つが、アドリアンに止められる。その2分後、ハメスが右CKを蹴ると、DFマイケル・キーンがヘディングシュートで同点ゴールを流し込んだ。

 反撃に出たいリバプールは前半23分にPA手前でFKを獲得。A・アーノルドがゴール右隅をピンポイントで狙うが、好反応のピックフォードに阻まれる。エバートンは同31分にDFシーマス・コールマンが太ももを負傷し、MFベン・ゴッドフレイと交代した。

 両チームともにオープンな展開が続くも、スコアは動かず。前半は1-1で折り返した。

 エバートンは後半5分、ハメスが大きくサイドチェンジ。左サイドのDFリュカ・ディニュがそのまま折り返し、ゴール前のルーウィンがワンタッチするも、アドリアンに防がれる。同14分、ハメスが左足インスイングでファーサイドに送ると、リシャルリソンがヘディングシュート。しかしゴール左ポストに直撃。20分にはカウンターからハメスが自ら左足シュートを放つが、アドリアンにはじかれた。

 均衡が崩れたのは後半27分。リバプールはファビーニョが右サイドに回し、ヘンダーソンが右足でクロスを上げる。相手DFがクリアをし損ねると、PA中央のサラーがダイレクトで左足を一閃。鋭い弾道をゴール左に突き刺した。

 しかし、エバートンも諦めない。後半36分、ハメスの縦パスを受けたディニュが左サイドからクロスを上げる。ルーウィンが渾身のジャンプからヘディングシュートを放ち、同点ゴールで試合を振り出しに戻した。

 終盤、エバートンはリシャルリソンがチアゴをタックルし、一発退場に。リバプールはヘンダーソンがゴールを挙げるもオフサイド。そのまま試合は決着がつかず、2-2で痛み分けとなった。

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