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「埼スタの皆さんに示したかった」…先制弾の浦和MF長澤、最後まで“止まらなかった足”

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先制点を奪った浦和レッズMF長澤和輝(7)

[10.18 J1リーグ第23節 浦和 6-0 仙台 埼玉]

 チームの誰よりも走った。その走行距離は11.193km。浦和レッズMF長澤和輝の足は試合終了のホイッスルが吹かれるまで止まることはなかった。

 中盤の底に入った長澤だったが、前半8分に前線まで飛び出して先制点を叩き込む。この流れが鮮やかだった。右サイドでDF橋岡大樹がボールカットを成功させると、FW武藤雄樹を経由したボールはPA左のFW興梠慎三へ。そして、PA内に走り込んで興梠からパスを呼び込んだMF汰木康也のヒールパスに長澤が反応した。

「崩しが良かった。興梠選手から良いパスが入って、汰木選手がきれいに落としてくれた。あれだけゴールの近くでお膳立てしてもらえたので」。右足できっちり合わせたボールはネットを揺らし、自身今季リーグ戦初ゴールとなる先制点が生まれた。

 ホーム・埼玉スタジアムで4試合連続完封負けと屈辱を味わってきたが、この日は攻撃陣が爆発。前半だけで3点のリードを奪うと、後半も3点を加点して6ゴールを記録する。さらに、守備陣も奮闘してゴールを許さずに試合を進め、6-0と大量リードを奪って試合終盤を迎えた。

 気が緩んでもおかしくない状況だった。しかし、長澤の足は止まらない。味方が前を向いてボールを持てば相手最終ライン裏に抜け出そうとする。それは後半アディショナルタイムを迎えても変わらなかった。最後の最後まで、ボールを少しでも相手ゴールに近付けようと戦い抜いた。

 だが、当然のことだと長澤は語る。「多くの選択肢があり、誰が出てもおかしくない状況で、試合に出た選手は与えられた時間の中でベストを尽くすことが求められるし、出ている選手の責任だと思う。終了間際でも自分の良さを、埼玉スタジアムに見に来て下さったサポーターの皆さんに示したかった」。ここまで、ホームでは不甲斐ない試合が続いていたが、6-0の快勝。試合後には、結果を手にするだけでなく、最後まで戦う姿勢を示した選手たちに、大きな拍手が届けられた。

(取材・文 折戸岳彦)
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