スポーツ報知は19日、千葉が来季の新監督候補として、クラブW杯に出場したセパハン(イラン)のルカ・ボナチッチ監督(52=クロアチア)を最有力候補に挙げていることが明らかになった、と報じている。

　千葉は今季リーグ戦13位と低迷し、今月4日にアマル・オシム監督(40)を電撃解任。後任人事に着手した千葉サイドは外国人監督を中心に複数候補をリストアップしているが、東欧各国などで約20年の指導者キャリアを持つボナチッチ氏の若手育成や現有戦力を伸ばす手腕に注目。同氏は2006年に就任したセパハンでいきなり国内カップ戦制覇、今季のアジアCL、そしてクラブW杯に導き、イラン代表監督候補としても注目を集めてきた。

　またボナチッチ氏は1984年にロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得したユーゴスラビア代表選手で、千葉は当時コーチだったイビチャ・オシム前日本代表監督(66)との師弟関係も加味。クラブが積み上げてきたサッカーを継承するにふさわしい人物として一本化した模様だ。

(文　吉田太郎)