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「明確なオプション」だった大迫勇也がベンチ外…監督が迫られた”贅沢なジレンマ”とは?

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ベンチ外だったFW大迫勇也

 ブレーメンのFW大迫勇也は17日に行われたブンデスリーガ第4節フライブルク戦ではメンバー入りせず。フロリアン・コーフェルト監督は1-1のドローに終わった試合後の記者会見で判断を説明した。

 大迫は日本代表チームが10月にオランダのユトレヒトで臨んだ欧州遠征の1戦目、9日のカメルーン戦(0-0)のみに出場。ブレーメン市の保健所が新型コロナウイルス観戦予防策として、オランダからの入国の際には5日間の自宅隔離措置を定めているため、クラブは日本サッカー協会とカメルーン戦後の大迫の代表からの早期離脱で合意していた。

 そんな大迫のコンディションについて、コーフェルト監督はフライブルク戦に向けた会見では隔離中も「基礎的な部分はカバーしただろう」と明かした上で、試合では「明確なオプション」と起用を明言しなかったものの遠征メンバーに含めることを示唆。だが、15日以降はチーム練習も再会した同選手は結局試合当日のチームシートに名を連ねることはなかった。

 試合後の会見でブレーメン地元紙の記者に「ユウヤ・オオサコはメンバーに入れなかったのか」と問われたコーフェルト監督は次のように言及した。

「ユウヤの件に関しては、彼と話した上での判断だ。隔離の後、今日ここのピッチで全力のパフォーマンスを出せるとは言い切れなかった。加えて、スカッドの全員が現在健康であることも言わなければならない。昨日迫られた判断は非常に難しく、ある意味“贅沢なジレンマ”でもあったが、(故障者が多かった)昨シーズンに比べてはこの方が好ましいものだ」

「なので、結果的にはユウヤがメンバー入りしなかったということ。でも状況は来週は必ずまた変わるだろうし、我々は彼を必要とする。ユウヤ・オオサコがこのチームの一員であることをものすごく嬉しく思う」

 今季の初戦DFBポカール1回戦カール・ツァイス・イェーナやブンデスリーガ開幕節ヘルタ・ベルリン戦では前半のみで交代を言い渡された大迫は、第2節シャルケ戦の終了間際から途中出場してからはプレー時間はなし。25日の第4節ではホッフェンハイムをホームに迎えるブレーメンだが、大迫はしばらくはベンチスタートが続くかもしれない。

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