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成長続ける駿台学園が前回王者に4-0快勝。勢いと団結力を持って、次は初の決勝進出に挑戦:東京B

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前半18分、駿台学園高の10番FW本田颯大が鮮烈な先制弾

[10.25 選手権東京都Bブロック準々決勝 駿台学園高 4-0 東久留米総合高 清瀬内山A]

 成長続ける駿台学園が前回王者を4-0撃破! 第99回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選は25日、準々決勝2日目の3試合を行った。前回大会優勝の東久留米総合高と1次予選から勝ち上がってきた駿台学園高との一戦は、駿台学園が4-0で快勝。初優勝へ前進した駿台学園は、11月8日の準決勝で大成高と戦う。

 駿台学園は強力な陣容で4強入りした18年度大会以来、2年ぶりの準々決勝突破。それも前回優勝校を4-0で破っての準決勝進出だ。大森一仁監督は「2年前の完成度からしたらずっと『足りていない』と言い続けていたら、ここまで来ちゃって…(選手たちも)『オマエ、嘘じゃん』という顔をしているし……」と独特の表現を交えて苦笑する。

 この代は地区新人大会で早期敗退。コロナ禍によってラウンドを思うように借りることができなかった。学校は30×50mほどの土のグラウンドで140人の部員が平等に1時間15分程度ずつトレーニングしているために、十分な練習量を確保できた訳でもない。

 そのチームが、今大会は1次予選から難敵続くブロックに入りながら6連勝。特に2次予選は無失点を続けている。指揮官は「西が丘かぁ、本当か~。地区予選から1回も余裕の試合はなかったので、僕らもここまで来ると思っていなかった」と明かし、「3年生がパーソナリティー持って一戦一戦成長している。サッカーだけでなく人間性のところも成長している。3年生が本当にメンバー少ないんですけれども頑張ってくれていて、そこが一番大きいのかなと思います」と讃えていた。

 東久留米総合戦はコーチ陣の予想を上回る結果となった。いずれも系列の駿台学園中出身の強力2トップ、FW本田颯大(3年)とFW山畑潮音(3年)を上手く活用しながら攻める駿台学園に対し、東久留米総合は自陣からボールを繋ぎ、相手の背後へスルーパスを通そうとする。

 東久留米総合は昨年の優勝メンバーでカバーリング光るCB五賀駿也主将(3年)や序盤から運動量の多かったMF鮎川颯太(3年)がチームを支え、攻撃面ではFW栗原滉(2年)がPAへ抜け出すシーンもあったが、先制することができない。

 前半18分、駿台学園がファインゴールでリードを奪った。右サイドのスペースを突いた山畑が中央へ折り返すと、ファーへ流れながら体勢を整えた本田が左足一閃。強烈な一撃がゴールネットに突き刺さった。

 東久留米総合はCB三浦楓太(3年)が豪快なヘディングシュートを放つシーンもあったが、逆に後半、駿台学園のMF齋藤一輝(3年)に2ゴールを奪われて突き放されてしまう。齋藤は9分、山畑のラストパスから決めると、11分にもCKからゴール。白星を大きく手繰り寄せた。

 その後、東久留米総合が攻め続ける展開に。だが、MF池田海音(3年)の決定的なシュートが枠を外れるなど1点を奪うことができない。駿台学園は足を攣らせる選手が増えて苦しい展開だったが、何とか全員で凌ぐと試合終了間際に抜け出したFW田代悠馬(2年)が鮮やかなダメ押しのゴール。インパクト十分の4-0で前回王者を突破した。

 準決勝は“聖地”西が丘サッカー場で開催。「勢いと団結力でここまで来れたのかなと思います」と微笑む駿台学園MF上野弥伽山主将(3年)は、「(西が丘でも)自分たちがやることは変わらない。持ち前のノリと、勢いと、自分たちの良さを全開に活かして戦えれば良いかなと思います」と力を込めた。今夏BチームからAチームへ上がり、駿台学園に元気と明るさをもたらす上野中心にまとまり、頑張ってきた駿台学園。勢いと団結力で初の決勝進出に挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)
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