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「全員が歯車に」富山一高は決勝4発大勝で6年連続31回目の全国へ:富山

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[11.7 高校選手権富山県予選決勝 富山一4-0水橋 総合運動公園陸上競技場]

 第99回全国高校サッカー選手権富山県予選の決勝が7日に行われ、富山一高水橋高を4-0で下し、6年連続31回目の本戦出場権を獲得した。

 序盤から主導権を握った。先制は前半26分、右サイドでFKを獲得すると、DF富田脩平(3年)が左足でファーサイドに入れる。これがGKの指先を抜けると、DF女川陽生(3年)の頭にピタリ。富山一が待望の先制点を手にする。

 相手のミスも見逃さない。前半32分にはセルフジャッジで足の止まった水橋守備陣の裏にDF孝井捺希(3年)がロングボールを入れると、FW吉倉昇空(3年)がGKと1対1の状況を作る。吉倉はGKを冷静にかわして右足を振り抜き、リードを2点に広げる。

 そして前半37分にも相手のクリアミスに反応したFW天野碧翔(3年)がミドルレンジから右足を一閃。これがしっかりとゴールマウスを捉え、前半だけで3点のリードを奪うことに成功する。

 しかし後半に入ると一転、水橋が圧力を強めていく。ただ後半3分の左サイドを突破したFW前野慎也(3年)のクロスをダイレクトで合わせたMF大井康生(3年)のシュートは枠外。同6分には大井が高い位置でボールをカット。相手のクリアミスを誘い、前野がGKと交錯しながら押し込むが、これは右ポストに嫌われた。

 そんな中で富山一は、得意のセットプレーから流れを引き戻す。後半21分、右サイドからのCKを富田が入れると、ニアでMF福岡輝(3年)が頭で合わせて突き放すことに成功。同26分のMF佐々木慶悟(3年)に右サイドからのカットインを許して打たれたシュートがまたもポストを叩くなど、運も味方した富山一が県予選通過を決めた。

 準決勝の龍谷富山高に続く4-0での大勝。初戦となった2回戦からの5試合で27得点、そして無失点での勝ち上がりとなった。各地予選では波乱が続出している今大会だが、昨年度のインターハイ準優勝校は県内で圧倒的な力を見せつけた。

 しかし大塚一朗監督によると、今年は総力戦で勝負することになるという。「今年は特別な選手がいない」ことが理由で、「相手によって戦い方も変えていきたい」と話す。「30人全員が歯車になって戦えるようにしていければと思います」。目標はもちろん日本一。本戦までの2か月で更なる進化を求めていく。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2020

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