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決勝も後半3発!静岡予選全得点が後半の藤枝明誠は全国でも走って、「たくさん点取って勝つような試合を」

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後半21分、藤枝明誠高MF中山碧主将(10番)が2点目のゴール

[11.14 選手権静岡県予選決勝 東海大静岡翔洋高 0-3 藤枝明誠高 エコパ]

 藤枝明誠高は、準決勝までの全6得点を後半に挙げていた。そして決勝でも0-0で迎えた後半に3得点。13分、MF横山良唯(3年)のFKからMF賀茂大紀(3年)が先制ヘッドを決めると、21分にはカウンターからFW高野雷我(3年)が中央突破し、最後は10番MF中山碧主将(3年)が右足で鮮やかなミドルシュートを決めた。

「ボール受けてドリブルで運んだ時にゴールが見えたのでGK見ていなかったんですけれども、思い切ってシュートを撃ちました」という中山のゴールで2-0。「超攻撃的サッカー」を掲げる藤枝明誠は、その後も攻撃姿勢を持ち続けてFW村松寛太(3年)が3点目のゴールを奪った。

 形はセットプレーとカウンターからだったが、それでも3得点。中山は「自分たちは超攻撃ということで一つでも多くの得点を目指している中で決勝でも3点取れたことは凄く良かった」と頷いた。

 準決勝の静岡学園高戦は、守備面と走ることを確認して臨んだ後半に好守から3得点。この日も前半は攻守ともに思うようなサッカーができなかったというが、後半は縦に急ぎすぎていた攻撃と守備面を改善したことが3得点に繋がった。

 中山は「まず守備の修正をして(トップ下の)自分とFWの雷我(高野雷我、3年))がどの高さから守備に行くかを確認した。良い守備が良い攻撃に繋がったと思います」。松本安司監督が全体の運動量と守備の集中力を勝因に挙げていたように、カウンターから一気に数的優位を作って中山が決めたゴールや守備面で発揮された走力は相手との差を生み出した。

 静岡で示した後半の強さ。中山は「(全国大会でも)たくさん走って、超攻撃的にサッカーして、たくさん点取って勝つような試合をしたいです」。全国大会でも相手以上に走って、攻めて、多くのゴールを奪う。

(取材・文 吉田太郎)
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