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予選12得点も兄超えならず…帝京大可児FW大森涼「全国では必ず」

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[11.14 高校選手権岐阜県予選決勝 帝京大可児1-0岐阜工 長良川競技場]

 帝京大可児高の10番FW大森涼(3年)は、今大会予選で通算12得点を決めた。決勝では徹底マークに遭ったこともあり無得点に終わったが、キレのあるドリブルからチャンスを量産。股抜きで相手を外す巧みなドリブルで後半アディショナルタイムの劇的弾を演出するなど、違いを見せ続けた。

 しかし目標だった4年前、3歳年上の兄・大森颯樹(現立命館大)が記録した14得点を超えることは出来なかった。兄からも「俺を超えてみろ」と言われていたということがあり、「兄は全国で2点を取った。だから全国では必ず超えたいと思います」と気合を入れ直す。

 同校の最高成績であるベスト16を達成した兄の代のサッカーに感銘を受けて入学した。昨年までは攻撃陣のレギュラー格が強力だったために、なかなかトップチームの試合に絡むことは出来なかったが、冬になって急成長。県予選では決勝でようやくベンチ入りするだけの選手だったが、1か月半後の全国選手権ではスタメンで立つことが出来た。

 しかし期待も大きかった昨年度のチームだったが、無念の初戦敗退。大森自身は「緊張はなかった」というが、後半17分に一人目の交代選手として、結果を残すことなくピッチをあとにした。

 夢である大学経由でプロ、日本を代表する選手になることを叶えるためにも、10番を背負う中心選手として出る今大会で爪痕を残したい。「どこもやりたいですけど、青森山田を倒したい。全国では全部勝ちたいと思います」。

 決勝では多くの選手が足をつりながらプレーする中で、大森は足をつらせることなく最後まで走り続けていた。試合は試合終了間際の劇的弾で決着したが、延長に入ればよりやりやすくなると考えていたという。「自分が決めないといけないと思っていました。全国でも絶対に自分が決めたい」。疲れ知らずに万能ストライカーが今年こそ、ゴールという結果で勝利に導く。
 
(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2020

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