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ブラサカ「アクサ×KPMG 2020杯」1stラウンド表彰式を実施、準決勝ラウンドの詳細は来月発表へ

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 10月から11月にかけて行われた「〜ブラインドサッカーを未来へつなごう〜 アクサ×KPMG ブラインドサッカー2020カップ(以下、アクサ×KPMG 2020カップ)」1stラウンドの表彰式が20日にオンライン上で行われた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、長期期間の分散開催となった今大会。10月4日に開幕し、堺会場、広島会場、本庄会場、守谷会場、品川会場の5会場で日程も分けられて行われた。

 各会場で1位を収めたのは兵庫サムライスターズ、A-pfeile広島BFC、埼玉T.Wings、コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ、パペレシアル品川の5チーム。さらにワイルドカードのラッキーストライカーズ福岡、free bird mejirodai、たまハッサーズを3チームを加えた、合計8チームが来年1月から始まる準決勝ラウンドに駒を進める。

 堺会場で首位通過をした兵庫サムライスターズからは、堺会場MVPに選ばれた行廣雄太がコメント。「日頃のトレーニングの成果が発揮できたからだと思います」と試合を振り返り、「勝ち残らないとこのMVPに選んでいただけなかったと思いますので、一緒に戦ってくれたチームメートやスタッフに感謝をしつつ、同賞をみんなで分かち合いたいと思います」と喜びを語った。「強度の弱視ということで、日本代表に入ったことがありません。ですが、この大会で大暴れをして、行廣が日本代表に入っていないぞ、日本の損失だぞと思わせられるような活躍をしていきたいと思っております」とさらなる活躍も誓っている。

 広島会場はA-pfeile広島BFCが首位通過。矢次祐汰は中学生のためコメントのみの代読となり、「2試合を通して、個人として納得のできる内容ではありませんでした」と課題に得点力向上を挙げる。「次の試合に向けて時間はたくさんあるので、今回の課題を克服できるように、コーチなどから教えていただいたことをしっかりと吸収し、自信を持てる形で試合に臨みたいです」と語った。

 本庄会場は埼玉T.Wingsが準決勝ラウンドに駒を進める。加藤健人が代表として登場し、「準決勝ラウンドではチームでしっかり練習するだけではなく、体調管理にも気をつけ、万全な状態で試合に臨めるよう、しっかりと準備をしていきたいと思います」と気を引き締める。「どのチームと試合をしても難しい試合になると思いますが、チーム一丸となって戦い、優勝を目指して頑張っていきます」と意気込んでいる。

 守谷会場はコルジャ仙台ブラインドサッカークラブが首位通過となった。佐藤翔は中学生のため代読でコメントをしており、「準決勝に向けて、北日本代表という気持ちを心に、ひとつでも多く勝ち進めるように頑張っていきたいと思います」と伝えた。

 品川会場からは、首位通過のパペレシアル品川から川村怜が登場。「準決勝ラウンドは、1stラウンドを勝ち上がったチーム同士が戦うので、さらにレベルの高い試合になると思います」と激戦を予想。「ライブ配信を通して多くの方々に見ていただいて、さらにブラインドサッカーのファンを増やせるように、全力でプレーを見せていきたいと思います。そしてそのための準備をしていきたいと思います」と観戦を呼び掛けている。

 最後に、日本ブラインドサッカー協会の塩嶋史郎理事長が登場。「ブラインドサッカーを未来につなごうと銘打ったこの大会の開催に当たり、ブラインドサッカーを未来につなごうと銘打ったこの大会の開催に当たり、関係各位にご尽力いただき、改めまして御礼申し上げます」と感謝を伝える。「この年は本当に特別な年になりました。コロナ感染防止には最大限の注意を払いながら、未来につなぐ大会として試合の機会を創出できたこと、そしてチーム活動が再開でき、競技が脈を打って動いてきたこと、本当に感無量でございます」と喜びを語り、その思いを口にしている。

「今回の徹底した感染対策は、選手、チーム関係者はもちろんですが、それだけでなくて、映像配信や機材の運搬関係者にも大変なご協力をいただきました。ご存知のように、ブラインドサッカーの試合は多くの方々によって支えられています。ボランティアの皆さん、パートナー企業、協賛各社、自治体、地域の方々、審判団、運営スタッフ、ブラサカファン、本当に感謝をしております。JBFAでは、これからも当たり前に混ざり合う社会を実現することをビジョンに掲げ、心のバリアフリーなどの推進に一層貢献してまいります。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします」

 準決勝ラウンドの日程と会場は12月9日に発表予定。さらに、組み合わせは12月中旬に決定する。全試合は引き続きライブ配信されるという。

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