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ミランのマルディーニ氏、マラドーナ氏を回想「ピッチに文句を言う者はディエゴを見ろ」

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パオロ・マルディーニ氏がディエゴ・マラドーナ氏について言及

 ミランのテクニカルディレクター(TD)を務めるパオロ・マルディーニ氏が26日、イタリアメディア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、25日に60歳で亡くなったディエゴ・マラドーナ氏に哀悼の意を示した。

 ミラン下部組織出身のマルディーニ氏は、1985年にトップチームでデビューを果たすとキャリアを通じてミランで活躍。ナポリのレジェンドであるマラドーナ氏とは、自身が若手だった頃に対戦した経験を持つ。そんなミランTDはマラドーナ氏の訃報に「最近連絡をとった時は元気そうだったが…」と肩を落とし、アルゼンチンの英雄へ思いを馳せた。

「カルチョを愛した者、ディエゴと共にプレーした者、ディエゴと対戦した者にとって、つらいものだ。子供の頃の思い出や自分自身の情熱の一部が消え去ったかのように感じる。彼の象徴的な出来事と言えば、アチェッラの泥だらけのピッチで行われた親善試合。あの試合は、荒れたピッチに文句を言う若手選手全員に見せてやりたい。あれこそ純粋な情熱であり、マラドーナはそのマエストロだったと言える」

「私にとって対戦相手ではあったが並外れた選手であり、カルチョを愛する者にとって彼を“敵”と見なすことは難しい。彼を好きなだけ叩けたとしても、彼はそれに反応しないような選手。ピッチにおける態度は常に模範的だったうえ、サッカー好きの者にどれほどの喜びを与えていたことか。彼はこれまでも、そしてこれからも、このスポーツを愛してきた者にとっての象徴だ。当時のナポリはミランとライバル関係にあったが、マラドーナは史上最強の選手であり本当に偉大なチームだった」

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