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[球蹴男児U-16]全中決勝で優勝弾のエース、日章学園MF石崎は気迫の同点ゴールも…

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後半19分、日章学園高MF石崎祥摩が左足で同点ゴール

[11.29 球蹴男児U-16リーグプレーオフ 日章学園高 2-4 大津高 大津運動公園]

 日章学園高は0-1の後半19分、PAで粘ったMF石崎祥摩(1年)が左足で同点ゴール。日章学園中時代の昨夏、全国中学校大会決勝(対青森山田中)で優勝ゴールを決めているエースが、「本当に勝ちたい気持ちがあった」という思いを表現するような一撃で歓喜をもたらした。

 だが、本人は「同点ゴールで満足してしまって、2点目、3点目というゴールへ向かったプレーが少なかったと思います」と反省する。同点ゴール後もFW松下貴要(1年)のスルーパスに反応するシーンなどがあったが、さらにギアを上げることができなかった。

 そしてチームは終盤の連続失点によって2-4で敗戦。石崎は押し込んでいた前半に自分たちアタッカー陣が得点できなかったことを悔しがる。特に石崎は懐の深いボールキープなど個で打開していたものの、「コンビネーションプレーとかが少なかった」。後半の勝負どころで運動量が上がらなかったことも課題に挙げていた。

 178cmと長身で、FW、中盤でも力を発揮する万能型。アジリティの部分や抜け出しの部分を強化し、今後はFWロベルト・レバンドフスキのように決めるべきところで決められるような選手を目指していく。「中学の時に全国制覇している分、他のチームよりも経験があると思うので、来年、2年後の選手権で全国優勝できるように頑張っていきたい」。中高での日本一獲得へ。努力を続けて進化し、目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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