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何度も見た葬式の夢…白血病克服のボローニャ指揮官「人生とは素晴らしい。泣くことを恥じるな」

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ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督

 ボローニャの指揮官シニシャ・ミハイロビッチがインタビューに応じ、白血病の闘病生活を振り返った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が1日、伝えている。

 日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャの指揮官は、昨シーズンのプレシーズン開始前に白血病であることが発覚。それでも入院先からリモートでチームの指揮を執り続け、昨シーズンは前年(44ポイント)を上回る47ポイントを獲得して、12位でシーズンを終えた。

 病を克服し、今シーズンもチームの指揮を執るミハイロビッチは、自身の闘病生活を改めて振り返り、生まれ変わったように感じていることを明かした。

「人生とは素晴らしいものだよ。特に私のような経験をすると、その後はすべてを最大限に楽しむことができるようになる。私は事実上、2回生まれたようなものだ。1回目は1969年2月20日(誕生日)。そして2回目は、50年の時を経て2019年10月29日(骨髄移植を受けた日)にね」

「私は病気をしたことで、自分自身の感情を表に出すことを学んだ。涙することを学び、泣くことを恥じなくなった。誰であろうと泣くことを恥じるべきではない。以前はすべてを心の内にしまっていたが、泣くことはプラスになることを知ったよ」

 ボローニャ指揮官は、先の見えない闘病生活に恐怖を感じていたことを振り返る。

「もちろん怖かったよ。何度も自分自身の葬式の夢を見たが奇妙なものだった。それでも私は自分自身の勇気から湧き出る闘争心に支えられ、決して希望を失わなかった。もちろん私の勇気があっても、医師や治療法がなければ、克服することはできなかっただろう」

 入院中、病室のバルコニーの下には、人々が激励に訪れたほか、選手たちも勝利報告に集まった。ミハイロビッチは当時の複雑な心境を明かしている。

「人々の愛情に触れ、相反する2つの感情が芽生えた。多くの人が私を大切に思い、挨拶に集まってくれたのをバルコニーから眺めると、嬉しく思った。一方で、彼らと一緒にいられないことに悲しみも感じた。それでも自分が克服できると信じていたし、疑いはなかったよ」

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