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[天皇杯]鹿島、「常勝」への新たな一歩

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[12.29 天皇杯準決勝 川崎F 0-1 鹿島 国立]

 1-0で決勝進出を決めた鹿島の日本代表候補DF岩政大樹(25)が試合後実感を込めて口にした。「後ろから見てて楽しかった。常勝というところへいく一歩を踏み出せたと思った」。
 
 前半11分に川崎FのMF村上和弘(26)に決定的なシュートを放たれるなど、鹿島は計16本のシュートを浴びた。だが、岩政は「(相手のシュートは)角度のないところだけ。あの角度なら曽ヶ端さんが止めてくれる。決定的というイメージはなく、いい感じの試合だった」と余裕の表情。攻め込まれたのではなく、相手の力を把握し対応しきっていた。互いが激しく攻めあった攻防戦だったがJリーグ王者の鹿島にとっては、想定内の試合内容で、予定通りの勝利だったようだ。
 オズワルド・オリヴェイラ監督が「練習、試合での表情が自信に満ち溢れている」と評価する鹿島。自信を持って試合を続ける王者が11冠獲得へ王手をかけた。
 
(取材・文 吉田太郎)

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