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クーマンが会長代行の“メッシ売却”発言に「好きになれない」と苦言

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今後の去就が注目されるFWリオネル・メッシ

 バルセロナロナルド・クーマン監督にとって、クラブ会長代行のFWリオネル・メッシに関する発言は聞き捨てならないようだ。

 12年ぶりの無冠のシーズンに終わった昨季終了後、メッシは幼少期から過ごすバルセロナからの退団に大きく近づいた。同選手は一方的に契約解除できる条項の行使に動いたが、当時のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長ら首脳陣は期限切れを盾に膨大な違約金の支払いを要求。マンチェスター・シティ行きなども報じられたが、最終的に退団が実現しなかったことを『Goal』の独占インタビューで明かしていた。

 それでも来夏に満了を迎える現行契約が依然として更新されない中、バルセロナの会長選までクラブの舵を取るカルレス・トゥスケツ氏は先日、スペイン『RAC1』で「財政面の話をすると、夏にメッシを売るところだった。受け取れて、確保できる資金のことを考えれば願わしいことだった」と明かしていた。

 注目を集めるこの発言に反応したのがクーマン監督。以前からメッシの残留を強調してきた同指揮官は、4日の会見で「レオの状況をよく理解している。この件に関して口を開くことのできる人物がいれば、それはレオ本人だ」と話し、クラブ内からコメントを出す必要がないことを主張した。

「外部からのコメントに私は興味がない。クラブ内部からあのような発言がある場合、彼らが我々に仕事をするための安らぎの時間を与えていないも同然だ。クラブ外部からのコメントをコントロールすることはできないが、内部からのコメントは別物だ」

 さらに、同指揮官は会長代行の発言について問われ「それぞれのオピニオンを尊重する。しかし、メッシの将来はメッシが決めなければいけない。これに関するコメントを好きにはなれない」と苦言を呈した。

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