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ビジャレアルが昇格組にスコアレスドロー…久保建英はHTから出場チャンスもゴール前決定機生かせず

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ビジャレアルMF久保建英

[12.6 ラ・リーガ第12節 ビジャレアル0-0エルチェ]

 ラ・リーガは6日、第12節を各地で行い、MF久保建英所属のビジャレアルは昇格組のエルチェと0-0で引き分けた。リーグ戦で5試合連続のベンチスタートとなった久保は普段より早いハーフタイムからの投入となったが、決定的なシュートをGKに止められるなど、得点に絡むことはできなかった。

 ビジャレアルにとってはUEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ首位通過を決めたシバススポル戦(○1-0)から中2日で迎えるリーグ戦。直近の公式戦では3試合アウェーゲームが続いており、2週間ぶりのホーム帰還となった。対戦相手は10位のエルチェ。今季は6年ぶりの1部復帰で上々の戦いを繰り広げているチームだ。

 試合は前半4分、ビジャレアルがファーストシュート。DFペルビス・エストゥピニャンがゴール右斜め前からのFKを直接狙ったが、わずかに枠を外れた。その後は拮抗した展開。ビジャレアルがやや優勢にボールを保持するも、エルチェは時折6バックになる強固な守備ブロックで落ち着いて対応し、ボール奪取後は落ち着いたパス回しで時間を進めた。

 前半はスコアレスのまま終了。するとハーフタイム明け、ビジャレアルのウナイ・エメリ監督が早くも動いた。MFアレックス・バエナとMFサミュエル・チュクウェゼの2枚を一気に下げ、久保とFWパコ・アルカセルを投入。その後は前半の停滞感がやや解消され、ゴール前に近づける場面が増えていった。

 そして後半28分には、久保に絶好のチャンスが訪れた。エリア外に引いてボールを呼び込んだFWジェラール・モレノがMFダニエル・パレホに預けると、パレホは狭いスペースの中で久保にパス。ボールはやや足元に入ったが、相手が寄せてくる前に素早く左足でシュートを狙った。だが、キックには力がこもらず相手GKが横っ飛びでセーブ。先制点とはならなかった。

 決定機を逃したビジャレアルはその後も攻撃的なカードを次々に投入し、なんとか勝ち越しのゴールを狙う。ところが後半43分、G・モレノのクロスに反応したDFパウ・トーレスのヘディングシュートがクロスバーに阻まれるなど、最後までシュートは決まらず。そのままタイムアップを迎え、リーグ戦ではR・マドリー戦(△1-1)、ソシエダ戦(△1-1)に続いて3試合連続の引き分けとなった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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