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J3で7試合出場の16歳。MF北野颯太は覚悟、責任感を持って04ジャパンの牽引役へ

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後半33分、U-16日本代表候補MF北野颯太(C大阪U-18)が右足シュートで同点ゴールを演出

[12.13 練習試合 U-16日本代表候補 2-2 横浜FMユース 高円宮記念JFA夢フィールド]
 
 10月25日のG大阪U-23戦でJ3デビュー。プロの世界で経験を蓄積するMF北野颯太(C大阪U-18)がU-16日本代表候補でも存在感を放った。

 この日は2本目に出場した。押し込まれる時間が続いたが、「(J3は)凄く良い経験になっている。仕掛ける意識だったり、自信から生まれているのがある。あのハイレベルでやっているので違いを見せないといけない」と語る北野は、狭いスペースでのドリブルシュートで同点ゴールを演出。弾丸ショットを枠へ飛ばすシーンもあった。

 プロの中に身を置くことによって自覚が増した。北野は「チームを引っ張っていくということで、プレーもそうですし、身の回りのことから声かけることだったり、Jデビューしているのは自分だけなので、覚悟というか責任感は強い」と説明する。

 その北野に対しては、森山佳郎監督も「かなり自信持ってやっているし、慌てないし、スピード、フィジカルの部分もかなり数値的にも上がっている。そこに触発されて付いてこれる選手が出てくれば良い」と期待。世代全体がレベルアップするために、さらなる成長、そして活躍をすることができるか注目だ。

 北野はAFC U-16選手権へ向けて「もっと仕掛けて行く力や決めきる力だったり、アシストもそうですし、個人の課題としてチームでやっていくしかない」ときっぱり。C大阪で貪欲に自分を磨き、04ジャパンに戻ってくる。

(取材・文 吉田太郎)

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