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ブレーメン今冬の補強はなしか…一方、大迫勇也らはオファー次第で売却の可能性も?

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FW大迫勇也に売却の可能性?

 ブレーメンは、今冬の移籍市場では補強を行わない一方で、既存メンバーの放出の可能性があるようだ。クラブのプロサッカー部門のチーフを務めるクレーメンス・フリッツ氏が明かした。

 ブレーメンは、夏にはレンタルで加わっていたMFレオナルド・ビッテンコートやDFエメル・トプラクを買い取ったほか、ブンデスリーガ2部からフリーの選手2人やマンチェスター・ユナイテッドからMFタヒス・チョンをレンタルで獲得。その一方で、主力組の1人であったセントラルMFのデイビー・クラーセンを放出したことなどにより、苦しいシーズンが予想されていた。

 そして迎えた開幕節でヘルタ・ベルリン戦こそは落としたものの、その後はバイエルンと引き分けるなど2勝5分けと上々な立ち上がりを見せた。それでも直近のリーグ戦5試合は1勝4敗と失速気味に。順位表では現在、最後まで残留争いに巻き込まれた昨シーズ ンの第13節消化時点と同じ勝ち点14で、13位につけている。

 ブレーメン専門メディア『ダイヒシュトゥーベ』が伝えたフリッツ氏によるコメントによると、クラブは今冬の移籍市場では補強を行わないとのこと。「夏に比べて経済面では特に大きな変化がなかったのでね」とコロナ禍の影響に触れた同氏は、「我々は険しい道を歩んでいるところだ」とも言及。さらに「オファーが届けば、それを真剣に検討し、我々にとって意味があるのか否か、判断しなければならない」と選手を放出する可能性を認めている。

 それを受けた『ダイヒシュトゥーベ』は「少なくともメンバーの1人が今シーズン途中、もしくはシーズン終了後に去ることになる」と分析。放出候補の1人として、10月にレバークーゼン行きが最終局面で破談に終わったMFミロト・ラシカを挙げるも、現在負傷離脱中の同選手の冬の移籍は難しいとも指摘。FWジョッシュ・サージェントやマルコ・フリードルらに対するオファーが届いた場合、「ブレーメンがどのような結論に至るのか注目したい」との見解も述べられている。

 一方、ドイツ『90min』はブレーメンの放出候補リストに前出のラシカやサージェントのほか、FW大迫勇也ら3人の名前を掲載。「30歳のアタッカーは現在、ゴールがどこにあるのかまるでわかっていない」と大迫に辛口の同メディアだが、「『transfermarkt.de』によるとオオサコの市場価値は300万ユーロで、現行契約は2022年まで。彼に対するそれなりのオファーが郵便箱に入ってきたら、おそらくブレーメンは移籍に同意するだろう」との見方を示している。

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