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[ジャイキリETU特集号]首位撃破を目前に…痛恨の同点劇も、揺るがない自信

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勝敗以上に見応えのある椿と窪田の激しいバトル



週刊『モーニング』にて2007年から連載されている人気フットボールマンガ『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)』。物語はリーグ最終盤に入り、達海猛率いるETUの初優勝なるか、手に汗握る展開が続いている。ジャイキリの魅力のひとつであるリアルな世界観をそのままにサッカー専門誌として再現した、『フットボールダイジェスト ETU特集号』が12月23日に発売。刊行記念して、ゲキサカではリーグ戦のマッチレポを特別にお届けしていく。

[リーグジャパンD1第26節 大阪2-2ETU]

 ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)・椿大介がバー直撃のミドルシュートを放てば、大阪ガンナーズ・窪田晴彦のロングシュートもわずかにバーに嫌われる。U-22日本代表の両雄が、開始直後から火花を散らした。

 一進一退の攻防が続くなか、ゲームを動かしたのはETUの絶好調男だった。

 右サイドから椿がクロスを放り込み、ファーサイドで赤崎遼がヘッドで折り返す。そこに前節の名古屋戦で2ゴールを決めた夏木陽太郎が飛び込み、ボレーシュートを炸裂させる。ETUが1-0とリードしてゲームを折り返す。

夏木が名古屋戦に続いて2試合連続ゴール。風格が漂う

 出場停止の黒田一樹に代わってセンターバックを務める亀井武士が奮闘し、スタメンに復帰した村越茂幸がシュートを放つ。素晴らしい前半を過ごしたETUにアクシデントが起きるのは、後半開始直後のことだ。右サイドを突破したガブリエルが右太もも裏を痛め、負傷交代に追い込まれるのだ。

視察に訪れた日本代表のブラン監督と U-22代表の剛田監督

 次第に流れが大阪に傾くと、ここまで沈黙していたFWハウアーがペナルティエリアの外から強引にシュートを放つ。これはGK湯沢洋行が辛うじて触ったが、ポストに当たって跳ね返ったところを畑真哉が押し込み、大阪が同点に追いつく。

 勢いづく大阪に対し、ETUベンチが動く。攻撃的なサイドバックである清川和巳を投入して、攻撃の色を強めると、ベンチスタートだった司令塔のジーノをトップ下に投入し。椿をボランチに下げる。椿に窪田をマークさせる狙いは奏功し、突破を試みる窪田に対して椿が激しくチェックしてシュートをブロックする。

 GK湯沢のキックを赤崎が収め、こぼれ球を石神達雄が拾うとETUが速攻へ。ジーノ、夏木、世良恭平と繫ぎ、最後は椿の渾身のミドルで、ETUが勝ち越しに成功する。

 しかし、ETUは目前で勝ち点3を逃してしまう。CKの流れから窪田にクロスを許し、最後はハウアーに決められたのだ。

椿のゴールで勝ち越したETUだったが、終了間際にハウアーに同点弾を許す

 残り時間、互いに攻め合ったものの、この日5つめのゴールは生まれなかった。同時キックオフだった千葉対清水は、2位の清水が1-0で勝利したため、大阪がついに首位の座から陥落した。リーグ終盤を迎え、大混戦になってきた。



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