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多彩な攻撃炸裂!! 7選手で7得点!! 「ゴールへの型を決めない」昌平、複数得点継続中

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今大会初ゴールを奪った昌平高MF小川優介(3年=7)が仲間から祝福される

[1.3 選手権3回戦 昌平高3-0創成館高 浦和駒場]

 ここまでの3試合、昌平高(埼玉)が記録したのは7ゴール。その7ゴールはすべて違う選手が記録している。

 2点のビハインドを背負った初戦・高川学園戦では後半40分にMF須藤直輝(3年)のアシストからMF篠田翼(1年)が右足で蹴り込み、同アディショナルタイムには須藤が蹴り出したFKをMF篠田大輝(2年)がヘディングで押し込んで2点を記録。

 続く2回戦・京都橘戦では前半20分にMF平原隆暉(2年)が得たPKをFW小見洋太(3年)がきっちり沈め、同24分にはMF小川優介(3年)のロングパスをPA内で受けた小見のアシストから平原がネットを揺らし、2試合連続で2得点を記録した。

 そして、迎えた3回戦・創成館戦でも複数得点を記録。まずは前半17分、右サイドから切れ込んだMF荒井悠汰(1年)が鮮やかな左足ミドルを突き刺し、同39分には小見のスルーパスからPA内に走り込んだ須藤が冷静に右足で流し込む。そして、同アディショナルタイムには須藤が蹴り出したCKのこぼれ球を小川がPA外から豪快に蹴り込み、3-0の完封勝利を収めた。

 7選手で3試合7得点、全試合複数得点を継続中。どこからでも、誰でもゴールを奪うという結果を残すチームに藤島崇之監督も手応えを得ているようだ。

「ゴールまでどう運んで崩すかのバリエーションは型を決めずにやってきた部分がある。型を決めない分、いろいろな選手がいろいろなチャレンジをし、そこにいろいろな発想を持っていける状況が増えてきて、点を取れる局面がいろいろな選手につくられる状況になった。ゴールに関われる選手が増えてきたのはすごくいいこと」

 5日に行われる準々決勝では山梨学院高(山梨)と対戦。ゴールラッシュを止めることなく、再び歓喜を呼び込むことができるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2020

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