元アーセナルのイアン・ライト氏は、MFエミール・スミス・ロウに賛辞を送った。

　序盤戦は大不振に陥っていたが、昨年末のプレミアリーグ第15節チェルシー戦(3-1)以降、公式戦4連勝を達成したアーセナル。9日のFAカップ3回戦ではニューカッスル相手に苦戦を強いられたが、延長戦の末に2-0で勝利を飾っている。

　そんなアーセナルを支えているのが、20歳MFスミス・ロウだ。チェルシー戦で今季リーグ戦初出場を飾り、アシストを記録。さらにニューカッスル戦では、途中出場から延長後半に決勝弾を奪い、マン・オブ・ザ・マッチに輝く大活躍を見せた。4連勝の間に1ゴール2アシストを記録し、一気に評価を上げている。

　チームの復調を支える20歳について、ライト氏はイギリス『BBC』で「彼にはクオリティがある。最上級だ。真の選手だ」と称え、ニューカッスル戦でのプレーを評価した。

「前半、中盤の選手はボックス内に入れていなかったが、彼は試合の中で自然とそのようにプレーしていた。良いプレーだった。落ち着く必要のある場面でも、冷静にシュートを枠内に飛ばした。彼がチームの中で前を向いてプレーしていた唯一の選手だった」

「(グラニト)ジャカや(モハメド)エルネニーと深くにいる選手とは別に、中盤と前線をつなぐ選手が必要だった。彼はボールを前線に動かしたいと考える選手だ。これこそ、この試合の前半や勝利に届かなかった以前の試合でチームができていなかったことだ。スミス・ロウのクオリティはこのチームに僅かしかないもので、起用と同時に勝利を手にできている。彼の存在がこれらの勝利にかかわっているかもしれない」

---

●ブンデスリーガ2020-21特集