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ザック氏が振り返るアジアでの戦い「私が日本代表で優勝できたのは選手たちのおかげ」

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アルベルト・ザッケローニ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が24日、イタリア紙『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じて日本で指揮を執った経験を改めて振り返った。

 ザッケローニ氏は、ミランやインテル、ユベントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任したのち、2010年に日本代表監督に就任。4年間にわたって日本で指揮を執り、2014年ブラジルW杯出場へとチームを導いた。そんなザック氏が日本代表チームでの体験を改めて回想した。

「私の人生、そして私の指導者としてのキャリアにおいて、最も素晴らしく、最も勉強になった経験の1つだと思っている。金銭的なものよりも、文化的な面を考慮してイタリア国外での経験に挑戦してみたいと思っていた。礼儀正しく教養のある国に出会い、受け入れてもらえた。穏やかに仕事に取り組むことができたよ」

 ザック氏は、日本代表監督として2011年カタール・アジアカップおよびEAFF東アジアカップ2013で優勝を果たし、2つのタイトルを獲得している。イタリア人指揮官は、その勝因について言及。「選手たちが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、私は優勝することができた。日本には、個の力よりもはるかに重要なチームプレーがあるからだよ」と選手たちの功績を称えた。

 また世界各国で活躍を続けてきたイタリア人指揮官らについても見解を示し、持論を展開した。

「イタリアはこれまでも、そしてこれからもまだ数多くの指揮官を輩出するだろう。(マルチェロ・)リッピに(アントニオ・)コンテ、(マウリツィオ・)サッリ。(ロベルト・)マンチーニや(カルロ・)アンチェロッティ、(ルチアーノ・)スパレッティ、そして(ファビオ・)カペッロもみんなイタリアだけでなく、国外でも多からず少なからず優勝している。イタリアには傑作と呼ぶべき戦術があるからこそ、素晴らしい素養があるのだろう」
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