beacon

負債総額は1510億円…クーマン、バルサ選手の高額給与要求を否定「全員で協力してきた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 バルセロナロナルド・クーマン監督は、厳しい財政状況の中でも選手を擁護している。

 昨年頭から発生した新型コロナウイルスのパンデミックにより、深刻な財政的ダメージを受けるサッカー界。バルセロナは今週初め、2019-20シーズンの年次財務報告書において12億ユーロ(約1510億円)にも上る負債額を公表している。

 なお、バルセロナの短期債務は7億3000万ユーロ(約920億円)にもおよび、2018-19シーズンからは2億2500万ユーロ(約284億円)増加。そのため、クラブは総収入の74%に及ぶ人件費の削減に動き、昨年11月にはトップチームのペイカットで合意したことを発表していた。

 そんな中、一部スペインメディアではバルセロナの選手数名がコロナ禍でも高額な賃金を要求していると報じられていた。しかし、クーマン監督はこの報道を真っ向から否定。全体で給与カットを受け入れてきたと主張している。

「バルサはコロナのせいで本当に苦しんでいる。ファンや観光客が試合観戦できないことは、クラブの財政事情に大きな影響を与えるものだ。どのクラブも(経済面での)数字は悪い。ここだけではない」

「クラブが契約を提供し、選手たちが受け入れるもの。選手が高額すぎる賃金をもらっているかどうかはわからない。だが我々は全員、給与をカットすることでクラブを助けてきた」

 また、予定通り給与が支払われていないとの報道については「本当かどうかはわからない。聞いてみなければならないだろう。それまでは答えられないね」と明言を避けている。

●ラ・リーガ2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP