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Jリーグで脳震とう対策ルールの導入が決定! ユースリーグなど育成年代も対象

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国際的に脳震とうへの関心が高まっている

 Jリーグは28日、第1回理事会を開き、2021シーズンの公式戦で脳震とう対策の試行ルールを導入することを決議した。国際ルールでは各競技団体に2つの案を選ぶよう委ねられているが、「各チーム最大1人が脳震とうによる交代ができる」というA案を採用する。

 サッカーの国際ルールを定める唯一の機関である国際サッカー評議会(IFAB)は昨年12月、近年継続的に議論していた脳震とう対策の試行ルールを決定した。このルールでは、各競技団体が「各チーム最大1人が脳震とうによる交代ができる」というA案と、「各チーム最大2人が脳震とうによる交代ができ、この交代が使用された場合は相手チームは理由を問わず交代人数を追加できる」というB案を選べる仕組みとなっている。

 JリーグではこのうちA案の導入を決定。別件理由で途中交代した選手が脳震とうで退場した選手に代わって出場できる「再出場」ルールも含め、以下のような運用を行う。

・1試合において、各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができる。
・「脳振とうによる交代」は、その前に何人の交代が行われているにかかわらず、行うことができる
・氏名を届け出る交代要員の数が、交代の最大数と同じである競技会においては、既に交代で退いた競技者であっても「脳振盪による交代」に基づき、交代で競技者になることができる。

 導入大会はJ1・J2・J3リーグやルヴァン杯の他、富士ゼロックススーパー杯、同杯のネクストジェネレーションマッチ、エリートリーグ、ユースリーグ、JリーグU-14も対象。再出場ルールの「氏名を届け出る交代要員の数が、交代の最大数と同じである競技会」は育成年代の大会を念頭に置いており、若年層の安全確保も徹底する構えだ。

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