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リバプールが待望の21年プレミア初得点初勝利で上位対決制す! トッテナムはケインHT交代で失速

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リバプールがプレミアリーグで今年初白星を手にした

[1.28 プレミアリーグ第20節 トッテナム 1-3 リバプール]

 プレミアリーグは28日に第20節を行った。FW南野拓実が所属するリバプールは敵地でトッテナムと対戦し、3-1で勝利。2020年12月19日の第14節以来となる、リーグ戦6試合ぶりの勝利となった。ベンチスタートの南野に出番は回ってこなかった。

 1位、2位に位置するマンチェスター勢を追いかける5位リバプールと6位トッテナムの上位対決となった。4試合連続無失点が続くリバプールは4-3-3の布陣で、前線にはFWサディオ・マネ、FWロベルト・フィルミーノ、FWモハメド・サラーを起用。南野はベンチスタートとなった。トッテナムは3-4-3で前線にはFWソン・フンミン、FWハリー・ケイン、FWスティーブン・ベルフワインが並んだ。

 前半3分、トッテナムがゴールネットを揺らす。ケインのパスからソン・フンミンがリバプール守備陣の裏を走り抜ける。そのままPA内に入り込み、左足シュートをニアサイドに決め切るが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、ソン・フンミンがパスを受ける段階でオフサイドラインを割っていたと判断される。ゴールは認められなかった。

 一方、肝を冷やしたリバプールだが、少しずつペースを掴む。前半23分にはマネのパスをサラーがダイレクトスルーパスでPA内に送り込み、最後はマネがワンタッチシュート。しかしGKウーゴ・ロリスに阻まれた。

 その後もリバプールはチャンスを作ると、前半アディショナルタイム4分過ぎに先制。MFジョーダン・ヘンダーソンのロングフィードを、相手守備陣の裏に抜けたマネがPA左から中央に折り返し、最後はフィルミーノがゴールに流し込んだ。

 後半開始から両チームは交代カードを切る。トッテナムは前半に負傷の様子を見せたケインに代えてMFエリク・ラメラを、DFセルジュ・オーリエに代えてMFハリー・ウィンクスを投入する。リバプールはDFジョエル・マティプに代えてDFナサニエル・フィリップスを出場させた。

 後半は得点の奪い合いに。リバプールは後半2分に追加点を奪う。マネがPA左手前から右足シュートをゴール右隅に放つが、ロリスにセーブされる。しかし、PA右に流れたこぼれ球をDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが右足で叩き込み、ゴール左隅に突き刺した。

 0-2と点差を広げられたトッテナムだが、後半4分に1点を返す。ベルフワインの左サイドからの折り返しを、PA手前のMFピエール・エミール・ホイビュアが右足ミドルで決め、1-2と追走した。トッテナムは同11分にサラーにゴールを決められるが、直前のプレーでフィルミーノがハンドをしており、VARの介入でノーゴールに。試合開始早々にVARに泣いたが、今度は助けられる形となった。

 だが、次に得点を挙げたのは勢いに乗るリバプール。後半20分、中盤からボールを運んだアレクサンダー・アーノルドがアーリークロス。ゴール前でバウンドしたボールをトッテナム守備陣はクリアしきれず、ファーサイドに流れたところをマネが左足で決め切った。

 リバプールは後半33分にMFチアゴ・アルカンタラに代えてMFカーティス・ジョーンズを、同42分にはフィルミーノに代えてFWディボック・オリギを投入。トッテナムは36分にベルフワインに代えてFWガレス・ベイルを投入している。しかし試合の流れはそのまま変わらずに終了。リバプールが3-1で上位対決を制し、暫定4位に浮上した。

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