beacon

ラフプレーで一発レッド→両チーム監督“同時退場”の珍事も…数的優位のセビージャが久保途中交代のヘタフェに完勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

DFジェネが一発退場

[2.6 ラ・リーガ第22節 セビージャ3-0ヘタフェ]

 ラ・リーガは7日、第22節を各地で行い、MF久保建英所属のヘタフェセビージャに0-3で敗れた。ヘタフェのラフプレーをきっかけに両監督が退場処分を下されるという荒れた展開の中、4試合連続で先発した久保は数的不利となった直後の後半14分に途中交代となった。

 序盤はセビージャが一方的に主導権を握り、セットプレーからFWルーカス・オカンポスがゴール前で存在感を発揮。そして前半35分、右サイドからのCKをMFジョアン・ジョルダンが蹴り、相手のクリアボールから再び右サイドを侵攻すると、ジョルダンのクロスをオカンポスがニアで押し込んだ。ところが、ここでVARが介入。オカンポスにハンドがあったとしてゴールは取り消された。

 そのまま0-0で後半を迎えると、ここから試合は荒れ模様となった。きっかけとなったのは後半8分のラフプレー。ヘタフェDFジェネがボールを争った際にオカンポスの足首を踏み、オカンポスはピッチに倒れ込んでプレー続行不可能になった。VARが介入した結果、ジェネにはレッドカードが提示されたが、主軸の負傷にセビージャのジュレン・ロペテギ監督が激昂。すぐさまホセ・ボルダラス監督との口論がスタートし、仲裁に入った主審は両監督にレッドカードを提示した。

 直後、セビージャはオカンポスに代えてMFパプ・ゴメスを入れると、10人となったヘタフェは久保に代わってDFエリック・カバコを投入。すると21分、数的優位のセビージャが試合を動かした。引いた位置でボールを持ったジョルダンがゴール前にふわりとミドルパスを入れルト、飛び込んだのは直前に起用されたばかりのFWムニル・エル・ハダディ。巧みなボレーで合わせ、先制に成功した。

 さらにセビージャは後半42分、P・ゴメスがミドルシュートを突き刺して追加点を奪うと、45分にはMFフェルナンドのスルーパスに抜け出したFWユフス・エン・ネシリがダメ押しゴール。そのままタイムアップを迎え、セビージャが4連勝を果たした。一方、敗れたヘタフェは3戦勝ちなし(1分2敗)となった。

●海外組ガイド
●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP