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緊急事態宣言対象の10都府県は観客5000人以内&18時以前キックオフ…ビジター席の設置にも新たな制限

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 Jリーグは8日、新型コロナウイルスの対応ガイドラインを改定し、対戦する両チームのホームタウンがいずれも緊急事態宣言の対象地域外である場合に限り、ビジター席を設置できるという方針を決めた。また開催地が緊急事態宣言の対象地域内にある場合、観客人数の上限が5000人に制限され、キックオフ時刻を18時以前(20時までに終了)とする。

 政府は今月2日、東京都、大阪・京都府、埼玉・千葉・神奈川・岐阜・愛知・兵庫・福岡県を対象に発出されている緊急事態宣言を3月7日まで延長する方針を決定。これに伴い、今月26日に開幕を予定しているJリーグの開催時期に重なることになった。

 政府は緊急事態宣言の発出以降、対象区域内のイベント開催制限を設けており、観客収容人数などに一定の基準を定めている。制限下においては、観客収容人数の上限が5000人かつ収容率50%以下に制限されたうえで、イベント開催時間は20時まで、アルコール販売は19時までという条件が課されている。

 Jリーグは8日、第2回実行委員会を開催し、政府基準に沿ってガイドラインの改定を決議。以下のような開催条件を加えている。

▼ホーム、アウェーともに緊急事態宣言の対象地域内
・観客数上限:5000人かつ収容率50%以下
・ビジター席の設置:なし
・キックオフ時刻:18時以前(20時までに終了)

▼ホームが緊急事態宣言の対象地域内、アウェーが対象外
・観客数上限:5000人かつ収容率50%以下
・ビジター席の設置:なし
・キックオフ時刻:18時以前(20時までに終了)

▼ホームが緊急事態宣言の対象地域外、アウェーが対象内
・観客数上限:収容率50%以下
・ビジター席の設置:なし
・キックオフ時刻:制限なし

▼ホーム、アウェーともに緊急事態宣言の対象地域外
・観客数上限:収容率50%以下
・ビジター席の設置:あり
・キックオフ時刻:制限なし

 なお、緊急事態宣言が解除された場合は1試合の移行期間が設けられる。移行期間の開催基準はスタジアムの収容人数に応じて、以下のようになっている。

▼収容数20000人以上
・観客数上限:収容率30%以下
・ビジター席の設置:任意

▼収容数20000人以下
・観客数上限:上限50%
・ビジター席の設置:任意

 この変更点を受けての新たなキックオフ時刻やチケット販売の詳細は追って発表されるという。

(取材・文 竹内達也)
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