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今季も大暴れの予感…川崎F三笘薫が怒涛の2発 「一発目は結果を残したかった」

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川崎F三笘薫が2ゴール

[2.20 富士ゼロックススーパー杯 川崎F 3-2 G大阪 埼玉]

 ルーキーイヤーの昨季、大ブレイクを果たした川崎フロンターレFW三笘薫が、新シーズンも爆発の予感を漂わせた。ゼロックススーパー杯に先発出場し、3分間で怒涛の2ゴール。後半は2-2に追いつかれたが、終了間際にFW小林悠が決勝ゴールを挙げ、白星スタートを切った。

 0-0で迎えた前半29分、MF田中碧からのスルーパスに抜け出した三笘はスピードに乗ってペナルティエリア内に侵入。GKとの1対1を制して冷静に右足で蹴り込み、先制ゴール。その3分後にもDF山根視来が放ったシュートに触ってコースを変え、立て続けに2点目をマークした。

 新シーズンの幕開けに強烈なインパクトを残したが、三笘自身は「2-0で折り返して2-2に持っていかれたのは反省点。個人としても得点以外は何もできていない」と厳しく自己評価。「集中して、前線の選手としては守備で貢献しないといけない」と課題を口にした。

 昨季は30試合出場13得点でJ1新人最多記録に並び、J1最多の12アシストで単独の“アシスト王”に輝いた。川崎Fの優勝に大きく貢献し、ベストイレブンを受賞。序盤戦はスーパーサブ起用で結果を残し、出場時間を増やすと、シーズン終盤まで破壊力抜群のドリブルや決定力は対戦相手の脅威となり続けた。 

「今シーズンはスタメンとして試合に出たいし、一発目だったのでとにかく結果を残したい気持ちはあった。去年以上に出場時間だったり、先発の回数を増やすことは(目標に)考えています」

 昨シーズンを天皇杯決勝の決勝ゴールで締めくくると、2021シーズンも三笘のゴールで始まり、3分間で連続ゴールと大暴れ。相手に警戒される中でもゴールやアシストで結果を残し続けているが、自身は「去年もそうですが、今日もそこまで対策されているイメージはなかった」という。

「1対1でもっと勝たないといけないですが、うまく味方を使いながら連携して狙っていけば、得点のチャンスはあると思う。去年と変わらず、味方との連携をうまく使いながらゴールに迫っていきたい」。今季も“1試合3得点”を目標に掲げるチームの中心で、結果を残し続ける意気込みだ。

(取材・文 佐藤亜希子)
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