[2.28 セリエA第24節 ローマ 1-2 ミラン]

　セリエAは28日に第24節を行い、ミランはローマに2-1で勝利。首位インテルとの勝ち点差を4でキープしている。

　前節のミラノ・ダービーでインテルに敗れ、首位陥落を喫したミラン。前々節の黒星から連敗となっており、5位ローマとの対戦で3試合ぶりの白星を目指した。

　序盤から攻勢に出たミランだが、なかなかゴールを割ることができない。決定機を迎えたのは前半39分。DFダビデ・カラブリアがPA内で倒されてPKを獲得すると、MFフランク・ケシエがPKを決め切り、先制に成功した。

　失点後はローマも少しずつチャンスを作る。0-1で前半を折り返すと、後半5分に待望の同点弾。PAライン上でパスを受けたMFヨルダン・ベレトゥがトラップから右足でコントロールショットを放ち、ゴール右隅に突き刺した。

　ミランは後半10分過ぎにアクシデント。序盤から最前線で体を張っていたFWズラタン・イブラヒモビッチが自身の体に異変を感じ、そのまま途中交代となる。ベンチでは左足太ももを冷やす場面が見られた。

　しかし、ミランは残された選手たちが奮闘。後半14分、PA手前でパスを受けたFWアンテ・レビッチがそのままターンしながらPA内に進入すると、左足を振り抜く。低い弾道のシュートはゴール右隅に突き刺さり、値千金の勝ち越し弾となった。

　ミランが最後まで点差を守り切り、2-1で勝利。連敗をストップさせ、首位浮上に向けた価値ある勝ち点3を手にした。

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