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プレースキッカーも任された大卒ルーキー…湘南MF平松昇「チームの中心選手になっていきたい」

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[3.2 ルヴァン杯GL第1節 湘南0-0浦和 レモンS]

 大卒ルーキーながらも、スターティングメンバ―に名を連ねた。湘南ベルマーレMF平松昇は、90分間ピッチに立ち続け、チームの勝利のために戦い抜いた。

 昨年6月に立正大から湘南への加入が発表された平松は、特別指定選手として登録されると、9月5日のJ1リーグ第14節神戸戦(△1-1)でJデビュー。そして、今季開幕戦となった2月27日のJ1リーグ第1節鳥栖戦(●0-1)では、後半45分から投入されてプロデビューを飾り、3日後のルヴァン杯GL第1節浦和で先発起用された。

 果敢な動きを見せてボールを呼び込み、リズムを生み出そうとするだけでなく、セットプレーではキッカーを任され、前半27分には意表を突いた直接FKでゴールを脅かすなど、正確な左足のキックで好機を創出しようとした。

 浮嶋敏監督は「運動量や左足のキック、ギャップでボールを引き出して攻撃のキーとなるプレーができるのが良いところ。そういうところを今日は出してくれた」と評価したが、本人は「良いキックもできたけど、あの回数セットプレーがあった中で、1点は決め切る力がないと。もっと質を高めていかないといけない」と唇を噛んだ。

 悔しさも残ったかもしれない。だが、その視線はすでに前へと向けられている。プロサッカー選手として歩み始めた22歳の若武者は、「チームの中心選手になっていきたいので、リーグ、ルヴァン関係なく、どの状況に置かれても、自分を自信を持って使ってもらえるように練習からアピールしていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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