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FIFA eクラブW杯アジア部門で日本勢Blue United eFCが優勝! つぁくと&アグ「アジアでのてっぺんをずっと取り続ける」

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日本勢のBlue United eFCがアジアの頂点に立つ

 FIFA eクラブワールドカップ2021が2月25日、28日に行われた。コロナ禍の影響で世界を6つのZoneに分けて開催され、日本勢のBlue United eFCはアジアエリアのZone2に出場。eスポーツプロプレーヤーのつぁくととアグが勝利を重ね、優勝を果たした。

 同大会は、17年に「EAスポーツ FIFA グローバルシリーズ」の公式大会のひとつとして創設されたeフットボールクラブの世界王者を決める国際大会。今年からは国際サッカー連盟(FIFA)のeスポーツ部門FIFAeが主催する独立大会となった。

 18年に設立されたBlue United eFCは昨年度も本大会に出場しており、グループリーグ敗退に。しかし、その後コロナ禍の中で研鑽を積み、つぁくとは昨春の「eJリーグ・スペシャルオンライントーナメント」で優勝し、アグは「FIFA 20 サマーカップシリーズ アジア」でアジア王者に輝くなど、個々で成長を遂げる。今年1月に開催されたZone2(イーストアジア)オンライン予選を総合順位1位で勝ち抜き、3度目となる今大会の本戦出場が決定した。

 本大会に出場したのは4チーム。日本勢からはBlue United eFCと鹿島アントラーズが出場し、gbx esports team(マレーシア)、Wicked Esports(マレーシア)とのグループとなった。大会1日目では、4チームによる総当たり戦を実施。各チームとプレイステーション4およびXbox Oneの2つのコンソールで対戦し、4勝1敗1分の首位で決勝戦進出を決める。

 大会2日目の決勝では、Wicked Esportsと対戦。1試合目はプレイステーション4部門のアグが戦いに挑むも、3-3のPK戦の末に3-4で惜敗してしまう。しかし、2試合目ではXbox One部門のつぁくとが2-1の勝利を収めると、3試合目はアグが2-1で勝ち越しに成功。命運が懸かったラストの4試合目では、つぁくとが1-0で勝利。3勝1敗で決勝を制し、Zone2(イーストアジア)の頂点に立った。

 試合後、喜びを爆発させたつぁくととアグ。2人はインタビューに応えており、アグは「いまは(コロナ禍の状況で)地域大会に留まっていますが、アジア地域でNo.1になり続けて、今後も世界に挑戦し続けていければなと思います。まずはこの地域でのてっぺんをずっと取り続けることが大事だと思うので」とさらなる活躍を狙う。つぁくとは「僕はこのプレースタイルをどこまで完璧にできるか、というところが大事だと思っているので、このまま行きたいと思います」と向上心を忘れず、成長を誓った。

 Blue United eFCの公式サイトでは、改めて2選手がコメントを掲載。つぁくとは試合を終え、「先ずは勝利することができてホッとしています。それ以外今は言葉が見つかりません」とコメント。「チームBlue Unitedとして皆が一丸となって獲得したタイトルだと思います。そして、チームとして大きな成長ができたと考えます」と手応えを語り、「これをまたスタートにして、次もいい試合を見せる事ができるように準備していきます。応援ありがとうございました!」と感謝を伝えた。

 アグは「久しぶりの遠征でもあり、疲れはありますが何よりも『嬉しさ』が大きいです。チームとして1番欲しかったタイトルなので、勝利でき一安心しています」と語る。優勝について「まだ実感が湧いていないのが正直な所です。自宅に帰り少し落ち着いたら実感が湧いてくるのではと思います。何はともあれ非常に嬉しく思っております」と喜びを表した。

・Zone2 決勝
Blue United eFC(日本) 3-1 Wicked Esports(マレーシア)
第1試合:アグ(PS4) 3-3(PK3-4)●
第2試合:つぁくと(Xbox) 2-1○
第3試合:アグ(PS4) 2-1○
第4試合:つぁくと(Xbox) 1-0○

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