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遠藤航、2G2Aに「とてもハッピー」と歓喜 次節フランクフルト戦に「鎌田を止めないと」

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2G2Aを喜んだMF遠藤航

 シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は先日のシャルケ戦で2ゴール2アシストをマーク。クラブ公式チャンネルのインタビューで喜びを語った。

 シュツットガルトで全公式戦に先発出場中の遠藤は27日に行われたシャルケ戦にも守備的MFでスタート。この試合の前半10分、CKからファーで強烈なボレーを叩き込むと、同26分にもCKの場面でファーでフリーに。再びネットを揺らし、ブンデスリーガ1部での初ゴールに続き自身2点目を記録。さらに後半43分と同アディショナルタイムにそれぞれ仲間たちの得点をアシストし、5-1での大勝の立役者となった。

 長男に「もっと点を取って欲しい」と注文されている微笑ましいエピソードが現地でも知られる4児の父だが、英語で応じたインタビューで「実は彼、友達の家のお泊り会に行っていたので試合後、家に帰ったらいなかったんですよ。試合も見てなかったみたいです」と苦笑いしながら告白。「(翌日)家に帰って来てから、『お父さん、やっとゴール決めたんだ!』と言われました」と翌日に褒められたことを明かし、「よりによって僕が点を取った試合を彼が見てないなんて…(笑)」と悔しがった。

 続けて遠藤は「試合に勝ったこと、自分がその中で2ゴール、2アシストを記録したことを喜んでいます。1試合で2ゴール、2アシストは初めてのことですし、とてもハッピーです」と自身の活躍に満足な様子。「日本人としてブンデスリーガでは初めてですよね?香川真司や岡崎慎司あたりが記録していたと思っていたので、正直驚きました」と日本人選手としてはリーグ史上初だったことは後になって知ったようだ。

 遠藤はチームメイトたちの反応についても語った。「インスタグラムなどに『彼が2ゴール決めた!』とか投稿してくれましたね。すごく嬉しいです。普段は守りでのハードワークに集中していますし、攻撃で何かをやろうとしても点を取ることはあまりできませんでしたからね。なので尚更ゴールとアシストを記録できて幸せです。シュツットガルトのファンたちも幸せにさせたことを願っています」と続けている。

 また、遠藤はチームの成長にも言及。「全員試合毎に上達していますし、全員スタメンでプレーするに値します。11人しかスタートできませんが、誰もが試合に向けてしっかり準備しているし、点を取ったりアシストしたりすることが可能です。2月はうちにとって、ヘルタ戦、ケルン戦、シャルケ戦と、とても大事な試合が続きました。これらの試合でそれぞれ勝ち点3を得られれば1部残留の目標に近づけるという考えだったので(良かったです)」とも振り返った。

 なおシュツットガルトは6日に行われる第24節でMF長谷部誠やMF鎌田大地らが所属するフランクフルトと対戦する。遠藤は「フランクフルトは最近すごくいいプレーしていますが、僕たちは勝利を目指します。僕自身も鎌田大地を止めるように最善を尽くします」と、シントトロイデンでともにプレーした日本代表チームの同僚とのマッチアップに意気込みを示していた。

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