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南野拓実は攻撃の起点として好プレーも途中交代、サウサンプトンはブライトンとの接戦を落とす

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FW南野拓実は先発出場

[3.14 プレミアリーグ第28節 サウサンプトン 1-2 ブライトン]

 プレミアリーグは14日に第28節を行った。FW南野拓実が所属するサウサンプトンブライトンと対戦し、1ー2で敗戦。先発復帰の南野は後半20分までプレーした。

 14位のサウサンプトンは6日の第27節・シェフィールド・Uに2-0で勝利し、リーグ戦10試合ぶりの白星を獲得。しかし10日の第33節・マンチェスター・C戦は2-5で大敗を喫した。5試合勝ちなしの17位ブライトンをホームに迎えた下位対決で、先発出場の南野は4-4-2の左サイドハーフで起用されている。

 ブライトンは前半16分に均衡を破る。FWニール・モペイの左足シュートはGKフレイザー・フォースターの好セーブに阻まれるが、その直後の右CKをDFルイス・ダンクが頭で叩き込み、1-0と先制に成功する。

 しかし、サウサンプトンも粘りの攻撃が結実する。前半27分、右CKからのこぼれ球を南野が右足シュート。相手守備陣のブロックに遭うと、ボールは中盤に流れる。MFスチュアート・アームストロングが浮き球パスを送り、DFライアン・バートランドが頭で折り返すと、相手選手に逸らされたボールをFWチェ・アダムスが右足ダイレクト。豪快にゴールに蹴り込み、1-1と試合を振り出しに戻した。

 南野は守備時こそ左サイドに張り、相手の起点を潰すが、攻撃時は中央でプレー。司令塔のようにボールを受けて的確なパスを出す。前半28分には、中盤でパスをもらいながら、相手のマークを背に華麗なターン。FWネイサン・テラにつなげてチャンスを作る。その1分後には、左サイドのアダムスとのパス交換からPA右に入り込み、右足シュート。GKの正面に収まったが、決定機を創出した。

 南野は前半にシュート3本を放ったが、ゴールにはならず。両者拮抗状態のまま、前半は1-1で折り返す。

 後半はしばらく膠着した展開に。しかし、後半11分にブライトンが勝ち越しに成功する。MFアダム・ララーナの縦パスをPAライン上のFWダニー・ウェルベックがワンタッチパス。サウサンプトンの守備陣の裏を抜けたFWレアンドロ・トロサールが右足を振り抜き、ゴールに突き刺した。

 サウサンプトンも後半15分にPA手前中央でFKを得る。キッカーは名手のMFジェームズ・ウォード・プラウズ。しかし放たれた右足シュートは惜しくも壁に当たり、ラインを割った。同20分には最初のカードを切り、南野が下がり、MFネイサン・レドモンドが投入された。

 サウサンプトンはさらに後半23分にはテラを下げてMFムサ・ジェネポを出場させる。終盤にはアームストロングに代えてFWダニエル・ヌルンドゥルを投入。しかし、3枚の交代カードを切っても状況は改善されず。試合はそのまま終了し、1-2で敗戦。下位対決で黒星を喫し、痛恨の連敗となった。

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