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瀬戸内は高速左SB伯野航太が先制弾!中国新人決勝でも十分通用した運動量とスピード

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瀬戸内高左SB伯野航太に先制ゴール。スピードと運動量を発揮した

[3.15 中国高校新人大会決勝 高川学園高 1-1(PK4-3)瀬戸内高]

 高速SBが電光石火の先制点を叩き出した。前半4分、瀬戸内高(広島)は自陣CKから速攻。「走り出す準備はしていた」という左SB伯野航太(2年=シーガル広島出身)がロングパスに反応する。対応したDFをかわし、さらにもうひとりのDFの前に潜り込むと、そのまま右足シュートをゴールへ流し込んだ。

 伯野は、1月のニューバランスカップでは同じような形で静岡学園高(静岡)からゴールを奪っているという高速SBだ。「走力とスピードが自分の強みです」と伯野。この日は得点後も快足を活かした仕掛けで左サイドを攻略したほか、カウンターから独走してPAまで切れ込むなど強みを発揮していた。

「短い距離を何回も走るのは得意」と自己分析する伯野は、前日の準決勝・米子北高(鳥取)戦でも前半からスプリントを繰り返し、押し込む要因の一つに。この中国新人大会で活躍したことは自信になったようだ。

「この中国大会のレベルでも自分の運動量やスピードは全然通用するなと思いましたし、あと戦う姿勢とかは見せれたかなと思います」

 中学時代はクラブチームでサッカーをする一方、陸上部への入部を希望。だが、学校の規定で掛け持ちすることができなかったという。それでも、サッカーに集中して続けてきた結果、中国大会でも存在感を放つプレーヤーに。今後はフィジカル面や技術面、そして「一番はメンタル面」という課題を改善し、「チームを勝たせるような選手になって、なおかつ点にも絡めるようにしたい」というSBへの成長を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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