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“因縁マッチアップ”も実現…鹿島が上田2発などで5-1快勝! 試合前にアクシデントもあった福岡は連敗

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鹿島が5-1で福岡を下した

[3.27 ルヴァン杯GL第2節 福岡1-5鹿島 ベススタ]

 YBCルヴァンカップ2021のグループA第2節が27日に各地で行われた。鹿島アントラーズはベスト電器スタジアムでアビスパ福岡と対戦。FW上田綺世の2ゴールなどで5-1の快勝を飾り、開幕2連勝とした。

 両チームは17日のJ1第5節でも同会場を舞台に対決している。その試合では前半37分に鹿島DF関川郁万が福岡FW三國ケネディエブスに対する危険なタックルで一発退場。数的優位に立った福岡が後半40分にMF金森健志のゴールで均衡を破り、1-0で勝利を収めた。

 10日後に迎えた再戦で福岡は当初、新加入のGK永石拓海を先発メンバーに入れていたが、キックオフ前にアクシデントがあったとみられ、新天地デビューはお預け。代わってGK杉山力裕がスタメン出場した。対する鹿島はリベンジに燃える関川をセンターバックで先発起用。2トップには上田とFWエヴェラウドが並んだ。

 アウェーの鹿島は前半9分に均衡を破る。右CKを獲得し、キッカーのDF永戸勝也が左足でクロスを供給。ニアの上田がMFカウエと競りながら頭で合わせに行くと、逆のサイドネットにボールが突き刺さる。上田はこれが今季の公式戦初ゴールとなった。

 前半17分には右サイドに流れた福岡の三國が関川との“因縁マッチアップ”。三國は関川をかわして左足でクロスを送り、ゴール前のMF重廣卓也が右足のオーバーヘッドで合わせる。しかし、枠の左に外れた。

 すると、前半28分に鹿島が追加点を奪う。左CKからキッカーのMF舩橋佑が右足でストレート性のクロスを送り、PA手前右のMF荒木遼太郎が右足で見事にジャストミート。弾丸シュートはGK杉山の正面を突くが、こぼしたボールがゴールラインを割った。

 鹿島の攻勢は続く。前半35分、エヴェラウドからパスを受けた上田がPA内左で切り返し、右足で豪快なシュート。クロスバーを叩いてネットを揺らし、3-0とする。上田は直後の同36分にもインターセプトから、右足で目の覚めるようなミドルシュートを放つ。だが、ゴール左に飛んだボールはGK杉山に弾かれ、そのままのスコアで前半終了となった。

 ハーフタイム明けからも攻勢を続ける鹿島。後半16分には左サイドのMFレオ・シルバからのスルーパスにエヴェラウドが走り込み、PA内左に進入する。飛び出したGK杉山を避けながら左足で浮かせたシュートを放ち、角度のないところから決めてみせた。

 苦しい展開となった福岡は後半31分、左CKの流れからPA内右のMF吉岡雅和が左足で技ありのクロスを送ると、DFカルロス・グティエレスの来日初ゴールとなるヘディング弾で1点を返す。しかし、鹿島の勢いを止めることはできない。

 後半アディショナルタイム1分に鹿島の左サイドのFKから、キッカーのMF遠藤康が左足でクロス。フリーでゴール前に飛び込んだDF広瀬陸斗がドンピシャのヘッドで叩き込み、加入後初得点をマークした。

 鹿島は5-1でタイムアップを迎え、今大会2連勝。福岡は10日前のリベンジを許す形で2連敗を喫した。グループAは第2節を終え、2連勝の鹿島と札幌がともに6ポイント。2連敗の福岡と鳥栖が勝ち点0となっている。

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